暑い日が続いています。

今年近畿地方は観測史上、最も遅い梅雨入りになったようで(今日)、「おいおい、海開きが遅くなるんじゃねーの?」と思っていたら、なんと台風が発生し明日上陸のようです。

もうわけ分かりません。

しかし5月中旬から思っていましたが、車の中が暑い。日向に数時間停めていようものなら、車内は灼熱地獄です。そんな時に欠かせないのがサンシェード。

以前、Volvo 純正サンシェードの購入レビューなるものをいたしましたが、肝心の実用性についてはまだレビューしていませんでした。

純正サンシェードが本当にダッシュボードを守ってくれるのか、実験です。



灼熱は梅雨入り前から …

6月中旬のよく晴れたある日の昼頃、車に乗り込んだ僕の体から一瞬にして汗が吹き出ました。それもそのはず、外気温度は38℃に達していたからです。

「真夏どうなるねん」

そう呟きながら、ふと無意識にダッシュボードを触ると…

「うわっちっちぃっちっちーー」

溝に置かれた真夏の鉄板を思い出すほど、それはそれはよく熱されていました。サンシェードの使用は、絶対に梅雨入り前から始めるべきです。

フライパン化するダッシュボード

「このダッシュボード一体何度くらいまで温度が上がっているんだろう?」と気になり、オフィスの温度計を持って実際にダッシュボードの上に乗せてみました。

すると温度はみるみる上がり、60℃を過ぎた時点でエラーマークが出て計測不能となりました。

「やべー、いらんことしてもた」

想像以上に高かったダッシュボードの温度よりも、温度計の故障の方にショックを受け、急いでオフィスへ戻り冷却を試みます。

その後温度計は温度・湿度ともに計測可能となり事なきを得ます。しかし、あの尋常じゃない温度の上がり方からして、60℃はゆうに超えると考えられますが、真夏は本当にどうなるのか実際に数字を見ると怖くなってきました。

Volvo 純正サンシェード試し甲斐があります。

一旦車のドアを開け、空気の入れ替えを行なった後、サンシェードをセットしました。

それからドアをロックし、1時間程度した後再び温度計をセットすると …


実験その1(6月)

!!!

36℃まで上昇した後、それ以上は上がりませんでした。

ダッシュボードを手で触ってみましたが、先ほどのフライパンのような熱さはなく、”あったかい”  と表現出来る程度の熱さ加減でした。

6月の晴れの日には純正サンシェード効き目があることが分かりました。

**タニタ(Tanita) のイチオシ温湿度計は時計付き卓上マグネット仕様

実験その2(7月)

ある快晴の日の真昼間。午前中からサンシェードをセットし、そのままPM2時半頃まで車をほかほか状態に(外気温40℃)。その後同じ手はずで温度計をセットすると …

45.1℃ !!

ダッシュボードもめちゃくちゃアチィ!!! 何でこんな熱いんだ!? 僕は少しパニックに陥ります。ふとサンシェードを触ってみると、「アチィアチィ!!!」

おそらく、いや間違いなくサンシェードが熱を吸収しダッシュボードまで届いているのでしょう。遮熱性はそれほど高くないということが新たに分かりました。


結論

同じように8月の真夏日、朝気温の上がる前からサンシェードをセットし、車内部の温度とダッシュボードを調べましたが、やはり温度は45℃を超えダッシュボードは火傷しそうなほど高熱を持っていました。

さらにいうとサンシェード自体も相当な高熱を持つので、それ自体の耐久性を心配するようにもなりました。シェードを付けようが付けまいが、可能な限り日陰を探しての駐車が理想のようです。

僕はこれまで車には普段よく見かける市販の銀色のシェードを付けていましたが、それらと比べても Volvo の純正サンシェードは遮熱性が低いと感じます。

直射でないぶんセットしないよりは多少の効き目はありますが、特に憂慮しているダッシュボードの溶けを防ぐことが出来るのかどうかはまだ分かりません。

引き続きこのあたりご報告していきたいと思います。最後に総合評価。

Volvo 純正サンシェード

見た目・・・◎
機能性・・・◎
遮熱性・・・ ×
コスト・・・ ×

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