LINK【ストックホルム一のカフェ!?】Vaxholms Hembygdsgårds Café で大海原と群島をのぞむ
続いての目的地は、海を挟んだ対岸沿いにある、Rindöby という島の先の Myttinge という陸で、Vaxholm から車での直接アクセスは不可能です。
そのため無料のフェリーに車ごと乗り込み上陸する必要があり、初めてそれを経験する時はちょっと緊張するかもしれません。
臆病者のジャパニーズは「パスポート忘れた」とか言って、ちょい焦りしていました。
無料フェリーの就航
Fredriksborgs fästning
Fredriksborgs fästning は1719年のロシアによる急襲(襲撃)後に、国の警備強化の目的で設置された、主に監視を目的とした要塞だったようです。
1735年に完成されたこの要塞は、Fredrik 一世(国王)の頃に Fredriksborg’s fortress(Fredrik の要塞)と呼ばれ、当時ヨーロッパで最もモダンな造りの軍事要塞と称賛されたようでした。
その後19世紀に入ってから、この役目は以前の記事で登場した Vaxholm 城に引き継がれ、現在は国有財産として Swedish National Property Agency(スウェーデンの国有財産を管理するエージェント)によって運営されています。
中世を思わせる要塞
この奇妙な出で立ちの建物に臆することなく、スウェーデン人とイタリア人と日本人パーティーはこのダンジョン(地下牢)のような要塞に突入して行くのでした …
リレミト(呪文)も使えないのに ..
「さて、この入り口を開けたら最後です。」
と、心の中で言ったのも束の間、既に他の二人は中に入って行ってしまいました。まとまりのないパーティーです。どんな強いモンスターが出てくるかも分からないのに。
当時のまま保存された内部
このフロアは明るい照明があるため、気味悪い感はそれほどなかったのですが、それでも誰もいない静かな空間は緊張するものがありました。
やはり携帯用のライトはいつも持っておくべきです。
ひんやりと冷たい地下室
監視塔の頂上
そうして僕達は地上階へ戻り、今度は上へ上がるルートを見つけ出して、果てしなく続く螺旋状のスロープを進んでいきます。
まじ迷路です。
今現在に至って、北欧各国はロシアから軍事的挑発を受けることがありますが、今から数百年前に実際に突然攻撃を受けたことを考えると、徴兵制を復活させるなどの方針転換は理にかなっているのかなとも感じます。
LINK【徴兵制が復活】したスウェーデン。その本当の理由をトビアス将軍に聞いてみた!
スウェーデンの歴史を知る非常に良いツアーとなりました。
つづく。