スウェーデンの首都ストックホルムのテクノロジー事情を語る上で外せないのが、Kista Science City(シスタ・サイエンス・シティ)。

テクノロジー関連企業の村のようになっていることから、スウェーデンのシリコンバレーと呼ばれています。

世界中の一流企業が集積され、 IT群(エリクソン、IBM、Microsoft、オラクル、アップル、ノキア) ︎を中心とするハイテク企業の集まる場所とは一体!?

 Kista Science City

Kista Science City はストックホルム郊外にあり、地下鉄一本でアクセス可能な場所です。ちなみにウプサラからも電車一本&徒歩でやって来れます。

以前の記事(Kista の光るビル)でもご紹介しましたが、地下鉄駅を出てすぐに見えてくる大きな建物がこのエリアのランドマークとなっています。

Kista Science City にビジネスや調査などで訪れた際は、こちらのビルを見に行くのも1つの楽しみになるかと思います。

と言うか、実際は見たくなくても視界に入ってくるのですが … 。

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 テック企業が拠点を置く

Kista Science City の歴史は古く、1970年台後半に遡ります。

当時、スウェーデンを代表するテクノロジー企業 Ericsson(エリクソン)は、業績拡大に伴い事業拡大のための大規模な土地を探していたようです。

 そして、それを後押ししたのが Stockholm City。市は軍隊の演習所であった Kista の土地を購入し、エリクソンが入居契約を結び新たに1部門がこちらに移ってきたのが始まりと言われています。

その後、80年代半ばには、企業や学術関連の活動サポートを目的とした財団が市とEricsson によって設立され、数多くのテクノロジー企業が Kista に進出。

さらに、ストックホルムに拠点を置く教育機関(Stockholm University、KTH など)もこちらに進出するなど、街としての企業誘致に成功し文字通り産官学が連携を取れる流れが加速していきます。

 テック→スタートアップ→?

現在でも多くの世界を代表するテック企業が Kista Science City の顔となっていますが、近年それにも少し変化があるようです。

以前の記事でもご紹介した通り、スウェーデンを代表するスタートアップアクセラレーターがこちらに拠点を設けるなど、製品開発や技術面での発展に止まらずスタートアップの新たな拠点としても存在感を見せ始めています。

実際、Ericsson も社内インキュベーターをこちらに開設するなど、既存の大企業もスタートアップへの関心は大きいようです。

僕も現地で活動中は、ストックホルム中心地ではなくこの Kista エリアに拠点を持とうか考えている起業家の人々に出会いました。

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 ハイテク企業が物理的に近いことで、相談やアピールなどがし易くなると言う考えが多かったです。

 無計画訪問は禁物

様々な世界的ハイテク企業が集積する Kista Science City。当然 “アツい” 場所であるのは間違いありません。しかし、忘れてはいけないのは基本的にここは “ただの” オフィス街なのです。

時々メールで、「何かおすすめの組織はないか?」と質問されますが、基本オフィスなので皆さん普通に仕事をしてらっしゃいます。

アポなしでいきなり「日本から見学に来ました」みたいなことをしても、追い返されますし仮に入れてもただ人が働いているところを見るだけになります。

現地企業にアポを取って目的に合った訪問が可能なのか、現地で企業イベントやスタートアップ関連イベントがあるのか、事前に計画を立ててから訪れなければかなりガッカリな1日になります。