これまでこの国(都市)のスタートアップ関連組織、教育、サービスなど、様々な視点で形成されたエコシステムの中身を見てきました。
LINKStockholm Startup Ecosystem
しかし、関連組織、サービスの多くがテックファーム(テクノロジー企業)に関するもので、テックビジネスにあまり興味のない人にとっては、かなりボーリングな内容だったかもしれません。
本日はそんなテックブームの影で密かに沸く、スウェーデンスタートアップの新たなトレンドジャンルについてご紹介します。
ウォッチ(時計)です。
スウェーデンウォッチ
近年では Apple Watch を含む多くの時計メーカーが、ベルト選択自由仕様を標準化していますが、Daniel Wellington はその走りとして多くの若者から指示を受けています。
創業者兼 CEO の Filip Tysander 氏は、ウプサラ大学出身ということで、地元ではスターのように語り継がれているんですよ。
スウェーデンスタートアップの次のトレンド「時計」
そんなスウェーデン発時計ブランド Daniel Wellington の成功もあって、ウプサラでは次の DW を目指し、ウォッチビジネスの創業を目指す人達が増えているとう話を以前こちらでお伝えしました。
LINK【DRIVHUSET】Daniel Wellington のCEOも注目!?のスタートアップインキュベーター
実際、僕がウプサラ在籍時のクラスメートも Rob Haves という時計ブランドを創業し、今なおそのビジネスのスケールアップに取り組んでいます。
しかし、現在この流れ(時計ブランドの創業)はウプサラだけでなく、スウェーデン全体に波及し、様々なスウェーデン発のウォッチブランドがローンチされています。
スウェーデンウォッチブランド
1. Lagom Watches
まずはこのサイトでも使っている、スウェーデン語 “Lagom(ちょうど良い)” をブランドネームにしている Lagom Watches。シンブルなデザインのボディだけでなく、ダイバーズウォッチのようなデザインのボディに、シルバーやゴールドデザインのベルトを組み合わせたりが可能。人と違うスタイルを求めるユーザーから人気のようです。公式サイトのリンクを貼っておきますので、どんな商品があるのか気になる方はまた覗いてみてください。結構 Sold Out の品も多く、人気ブランドに成長中のようです。購入は公式サイトからオンラインで可能のようです。
2. Mockberg
Less is More を体現されたシンプルで機能性を重視したこちらの女性向け腕時計が Mockberg です。ボディを際立たせるベルトの独特なデザインが、腕にまとうことでジュエリーにも見える形をしています。若い女性だけでなく、大人のスウェーデン女性からも指示を集める、日本で着ければ目立つこと間違いない気品漂うウォッチブランドです。
3. TRIWA
近年、多くのファッション雑誌で取り上げられる、スウェーデンブランドウォッチ一番人気と言っても過言ではないのが TRIWA。違法銃器をリサイクルして時計の材質に使用するなど、社会問題解決型ビジネスとしても注目されるこのブランドは、個人的に一番おすすめなブランドです。メタリックなボディに繋がれたミリタリーカラーのベルトがアクセントとなり、装着すると控えめでいて強さを示せるようなデザインです。Humanium というシリーズが僕のお気に入りです。↓↓↓