結論から言うと、今年2月に納車した新型ボルボ V60 を先日手放しました

これまで納車以降様々なトラブルが発生していましたが、それでも Volvo が好きだったため我慢をしていました。

しかし、もうこれ以上は許容出来ない「安全性に関わる深刻な問題」が運転中に発生し、今まで経験したことのない恐ろしいトラブルに見舞われました。

また、今現在のボルボのスタンスでは今後「その原因がはっきりしない」、「改善が見込めない」、「二度と同じトラブルが発生しない保証を得られない」と判断したため、手放す決断を下しました。

免許を取得して十数年、これまで色々な車に乗ってきましたが、問題の深刻度がありえないレベルで、ましてや「世界一安全な車」を標榜しているメーカーでそれが起きたため、ただただ驚いているとしか言いようがありません。

全てのやりとり(売却等)が完了したため、実際に起こったトラブルを詳細にお話します。



巨大警報音と4つの車両異常が同時発生

ある朝いつも通り通勤している時のことでした。前方の信号が赤に変わり、ゆっくりとブレーキを踏みスピードを緩め出した瞬間、大きな警告音と共にステアリング前のモニターが赤く点滅を始めました。

「なんだなんだ」

あまりにもボリュームの大きい警告音と、これまで見たことのない赤い点滅が正面モニターを覆う状況に、一瞬パニックになりそうになります。そして、信号待ちで停止したためブレーキから足を離すと、車が前進し危うく前の車に追突しそうになります。

「オートホールドが解除されてしまっている」

その後すぐに複数のシステムトラブルを知らせるランプが点灯し、車の状況が今までにない異常事態であることを認識します。この間も警告音は鳴り続けています。

しかし、さらに異常は続きます。

ステアリング(ハンドル)が交差点で操作困難に

止まない警告音とモニターの異常点滅に「車を一旦停止すべき」か迷いますが、この時僕は判断を誤ります。オフィスまであと数分だったことと、片側一車線で渋滞が発生する時刻が迫っていたことから、そのまま運転を続けてしまったのです。

すぐに次の異常を認識します。ステアリング(ハンドル)が急速に重くなり、操作が困難なほど硬い状態で市内最大の交差点(5方向から車が進入する)に差し掛かったのでした。

「あれっ、おかしいおかしい」

自分から見て斜め左方向に直進してくる車がいるなか、僕自身はそこで左折する必要があったのですが、十分に曲がり切るのに(ハンドル操作に)相当な力を要し、事の重大さに気付きます。

「やばかった …」 

冷や汗と心拍数が高くなるなか、なんとか冷静さを保ちます。

4つの異常が同時発生

その後なんとかオフィスにたどり着き、車両に何が起こったのかを中央モニターで確認します。

  • タイヤ空気圧
  • オートホールドの解除
  • 横滑り防止装置の解除

これら全ての不具合が、自分での校正が不能な状態で、販売店への連絡が必要との指示が出ています。

さらに遅れて

  • パワーステアリング不良

のエラー表示が出現。先ほどのハンドル操作困難な状況は、パワステのシステムに異常が発生したためのようでした。この時点で深呼吸を一度入れます。

自分自身が途中で事故に遭う事がなかった安心感というより、この不具合で運転操作を誤り人をはねてしまったり車にぶつかったり、無関係の人を事故に巻き込むことがなかったという安心感でした。

とは言いつつ、前日高速道路を走っていたことを思うと、鳥肌が立ち恐ろしくなってきました。

そしてすぐにディーラーに連絡を入れ、これまでとは異なるレベルでの議論が必要になることを伝えます。



車の返品と今後の対応について

その日のうちにディーラーの担当セールスと役員が来社し、今回起こった深刻な不具合について説明します。

これだけ多くの警告が同時発生するのは異常で、メインユニットに不具合が出て深刻な問題であるとの所見から、車両の新品交換の必要性があると示唆されました(こちら側で安全な車を用意して欲しい要望に対して)。

しかし、今後の対応については後々議論するとして、まずは問題が起こった車の引き取りと原因究明をさせてもらいたいとのことでした。

いつも通り代車が手配され、その後車の入れ替えなどあり、先方の対応を待ちます。そして数日後、またセールスと今度は別の上役とでミーティングをしました。

今回のこの深刻な問題の原因は “恐らく” SRS エアバッグシステム関連のセンサーに不具合があったとディーラー側では見ており、その問題の箇所をメーカーに送り返したとのこと。

その後、新たなパーツを元の車に組み込んだところ、今のところ異常は発生していないとの報告がありました。ただ、問題だらけのこの車両については新品交換で対応すると回答をもらい、もうすでにオーダーはかけたとの報告もその時点で受けました。

この上役はこれまで様々な対応でコストをかけたくないのを見え隠れさせ、費用のかかる対応は頑なに渋っていただけに、この即座の新品交換対応が意味するのは「深刻な安全性の問題」だと個人的に感じました。

また「謝罪」を理由に説明に来ているのに、異常に自信たっぷりで大きい声で話すそぶりに「こっちは新品交換してあげるんだから納得してね」とこちらを牽制しているように感じます。

しかし、僕にとって一番大事なのは、新品交換かどうかの対応の仕方ではなく、次回納車する車が100%安全なのかどうかにありました。

さらに、今回のパワステ不良を含む安全面での問題だけでなく、今まで起こった問題(黄色いシミ、塗装の剥がれ、空気圧低下、etc)が新たにやって来る車にも発生し、また同じような対応を受け入れなければならないのかどうかでした。

LINK【続報】Volvo New V60 と謎の黄色い斑点君

LINK【塗装が剥がれる?】Volvo New V60 塗装の品質問題

なぜなら、僕はもうこのやりとりに本っ当にうんざりしていて、またこの先同じ事を繰り返すことは絶対に考えられなかったからです。

このサイトでお伝えしていないことも多々あるのですが、Volvo New V60 納車以降、8ヶ月間ほぼ毎月車両になんらかの問題が発生し、その度に代車手配、検査、返却日の遅れ、車両交換、同じ問題の発生、が続き職務上の予定変更やリスケ(ミーティング)のオンパレードでした(問題が発生しなかったのは僕が長期出張に行って車に乗っていなかった期間のみ)。

ディーラー側ではこの「代車をあてがって検査・修理」対応は一般的(常態化)なようですが、仕事で車を使う側からすれば大変迷惑なのです。

これまで一度も文句を言わずディーラーの予定に合わせ代車対応、車両交換の時間を合わせてきましたが、実際にはリスケによる余分なコストが発生するなど、僕的には損失を被っている感覚でした(相手には伝えていませんが)。

しかし全ては(我慢して相手のペースに合わしてきたのは)数ヶ月待った新型 V60 に乗りたいという気持ちがあったためですが、職務に影響するだけでなく安全を脅かされるとなれば話は変わってきます。

「次回来る車は絶対に安全なのか?今まで起こった問題はもう解消された上で納車できるのか?」

という質問に対し、