普段は Volvo(新型)V60 Momentum に乗っている僕ですが、現在諸事情で代車の Inscription に乗っています。

同じ型であっても、走り、音響、シート、などなど差を感じる部分は多いのですが、「あるかないかで」最も違いを認識出来るのは、やはり “サンルーフ” ではないでしょうか。

Momentum の標準装備にはサンルーフはついていませんでしたので、こちらはオプション扱いでした。ちなみに価格は¥190,741(税抜き)です。

*T5 Inscription にも標準はされておらず、T6/T8 Twin AWD Inscription には標準装備。

僕は契約時に「そんなもんあっても使いませんがな」と、京都人風にオプション追加をお断りしたのですが、実際に装備されている車に乗ると、「はっ!」。

車内の雰囲気がかなり変わることに気がつきました。

「このサンルーフ、かなりおすすめするし(京都弁)!」

超絶進化したサンルーフ

Photo: autocar.co.uk

見てくださいこのサイズ感!天井一面が空です。

僕がサンルーフ装備をしなかった理由は、燃費への配慮と実用性(自分の性格を考えた時)の疑念がありました。

というのも、昔父親が乗っていた V70 にサンルーフはあったのですが、開けているところを見たことがなかったからです。

またボルボのサンルーフは小さい印象を持っていたので、試乗の際にもチェックすることさえ忘れてしまっていたのです。

実際こちらが旧型 V60 のサンルーフ(もしくは違う名前&仕様)ですが、比較出来ないほど小型であることが分かります。

むしろ、僕の中でのサンルーフのイメージは、この小さい「ちょろっと開ける小窓」程度でしたので、正直気にも止めていませんでした。

それ故に、実際新型 V60 のサンルーフをフルオープンさせた際は、「うわ〜!!!」と大声で叫びました。心の中で。



片手で電動

正式名称「チルトアップ機構付電動パノラマ・ガラス・サンルーフ」(ながっ!)。

まずこの名前を初めて聞いた時、「生活の党と山本太郎となかまたち」くらい、色々詰め込みよったなと感じました。

しかしそんな長ったらしい名前とは裏腹に、実際の使い勝手は正直良いと思います。

天井前方(運転席の左上)にあるこのボタンでサンルーフを操作するので、運転中に片手で開閉が可能です。

このボタンのツマミを手前に引くと、ガラスサンルーフ内側にセットされた日よけのドア(太陽光をほのかに取り入れる薄いシートのようなつくり)がまず開きます。

ガラスの天窓を全開する場合は、まずこちらのドアを開けきった状態で、ボタンを上部へ押します。

すると風通し程度にガラス窓が開くので、その後先ほどと同じ操作(写真上の天井シートを開く操作)をすると窓が開きます。

ルーフを閉める際は、ツマミを反対に引くだけの作業となります。

長押しをすると自動開閉が可能となるので、押し続ける必要はありません。



開閉

サンルーフのドアを開くと、ガラスがやや色味がかっているのが分かります。UV カットですね。実際晴れた日にこの状態にしても、全然眩しくありません。不思議です。

この日は曇り空だったのですが、車内から見上げた様子はこんな感じ。晴れた日は青空が広がると想像しただけで興奮しますよね(じゃあ青空の写真出せよ)。

いえいえ、晴れの日より曇り空の方が分かり易いんです。

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曇りの日の車内の変化

あえて曇りの日に撮影したのには理由がありまして、車内の明るさの変化が、晴れた日と比べてより顕著だったためです。まずこの上の写真、サンルーフを全閉した際の運転席の様子です。

暗くて何も見えません。雨の日の学校のトイレくらい暗いです。

続いて日よけのみを開けた場合。やや外部の光が室内に入り、なんとも言えない雰囲気を醸し出しています。森の中にいるようです。

最後にガラスのルーフを全開した際の様子です。曇り空で光は弱いですが、車内のモノがはっきりと認識出来るまで明るくなりました。

3枚とも同条件(同日、同時刻、天気曇り、3PM、同じ ISO 感度)で撮影し、最も肉眼に近い写真を選びました。どうでしょうか?

僕は個人的に2枚目の車内の様子が好みです。暗過ぎず、明る過ぎず。朝なのか夜なのか分からないあの感じ。そう森の中にいる感じです。

新型 Volvo パノラマサンルーフは、インテリアの高いデザイン性をより一層引き立たせる役目を果たしています。装備を検討する価値は十分ありかと思います。

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