毎年スウェーデンに行くと、新たに社会に浸透していく技術やサービスを目にします。
それは交通機関に関しても言えることで、ここ2〜3年目覚しく利用が広がったのが “電動キックボードシェアサービス“。
近年、スウェーデンだけでなく北欧諸国やヨーロッパのあちこちで、電動キックボードで街を颯爽とすり抜けていく姿が若者を中心に見られます。
しかし、この電動キックボードシェアビジネスは、死亡事故が発生したり、乗り捨てられたキックボードが道に散乱するなど、色々と論争を呼んでいるのもまた事実です。
果たしてコロナ禍でこのニュービジネスは生き残ることが出来るのか!?
電動キックボードシェアビジネス
E-Scooter Market
問題も多いビジネス
僕も実際に、街中でこのキックボードでこける人の姿を見ました。確実にオーバーウエイトな女性が勢いよく道にダイブする姿は、見ていて本当に冷やっとしました(折れたと思いました)。
「Oh, no ~~~」と涙目で苦笑いする姿と真っ赤な手のひらは未だに忘れません。
【コンパクトカメラ最高峰】Sony RX100M7(高級コンデジ) 【Sony 純正】シューティンググリップ VCT-SGR1コロナ禍で終わるのか!?
僕は本国では外国人ですので、よその国のことをとやかく言うべきではありませんが、シンプルに「邪魔だなこのキックボード」と感じることが多かったです。
やはり目に付いたのが利用者のマナーの悪さ。繁華街の人が歩くど真ん中にぽいっと乗り捨て後は知らんぷり。当然ボードは倒れそれが歩行者を阻みますから、無駄に道が混雑したりもします。
では、そんな問題の多いこの新たなビジネスはコロナ禍で廃れていくのか!?
昨年から今年にかけて主要プレイヤーの多くが資金調達に成功しており(VOI:$85M、Lime:$170M)、今すぐにキャッシュがショートするというわけではなさそうです。
しかし、当然ながら赤字が続いていることと、新型コロナウイルス問題で数十カ国でのビジネススタートが延期されていることから、前途多難であることは間違いないでしょう。
日本でも実験中の電動キックボードのシェアサービスはいくつかあるようですが、運動バカの僕は利用することはなさそうです。
30分早く出て30分歩きたいのです。歩いた分お腹も減って疲れてよく眠れるのです。
*** ストックホルムの観光に関する専用ページを設けました。***
リーズナブルに北欧文化を味わえる旅情報を、スウェーデン大学院留学経験者が徹底ガイド。