2013年に日本初上陸した、スウェーデンのスニーカーブランド Eytys(エイティーズ)。初回コレクションでは、分厚いラバーソールとコルクを使ったインソールのシューズを発表。

その独特なデザインに、多くのスニーカーマニアが衝撃を受けました。

Eytys を立ち上げた Max Schiller 氏と Jonathan Hirschfeld 氏は、共に80年代生まれで、青春期の90年代にストリートファッションブームを謳歌したようです。

その経験から、2013年にストックホルムで、ストリートスニーカーブランドとして Eytys を創業。日本上陸は実は本国デビュー直後のことだったようです。

近年は、スニーカーのバライエティを増やすなか、洋服やデニム関連の商品開発にも力を入れており、大注目のスウェーデンファッションブランドと注目されています。

現在は世界数十カ国で彼らのグッズが販売され、日本でも根強い人気があります。



Eytys Stockholm

本国首都ストックホルムでは、多くのファッションブランドが立ち並ぶエリアに、こじんまりと店舗を構えています。余談ですが、Eytys は実店舗展開はストックホルムとロンドンの2箇所に抑え、その他の国・地域では代理店(セレクトショップ等)販売で、商品を販売しているようです。

日本では ZOZOTOWN などの Web 通販で商品の販売をよく見ます。また、Eytys 自体が現在はオンライン販売に力を入れているようです。

話をストックホルムの店舗に戻し、まず店内を見渡すと、最初に受ける印象がスニーカーのディスプレイが意外にも少ないことです。

Eytys は今でも多くの国で「スウェーデン発ストリートスニーカーブランド」と紹介されていますので、一般的なイメージはスニーカー押しのストリートファッションブランドではないでしょうか?

しかし、実店舗では衣服関連の商品が半分以上のスペースを占めており、彼らが総合ストリートファッションブランドへ変貌しつつある様子が伺えます。

アメカジ系のデニム生地を使用したジャケットの種類が豊富です。シャツ関連もそのまま着ることの出来るシンプルデザインから、ジャケットのインナー使いを意識した派手なアニマル柄など、バライエティに富んだ品揃えが楽しめます。

店舗スタッフの方も非常にフレンドリーで、こちらが日本出身と言うだけで「今度僕のスウェーデン人の友人が、大阪にセレクトショップをオープンするんだけど、僕も来年の春に日本に行く予定なんだ。」とたわいもない雑談でこちらを楽しい気分にさせてくれます。


メインターゲットは若い学生、なぜなら …

Eytys のスニーカーは僕のもともとのイメージでは、やや高額商品という印象がありました。というのも、日本での販売開始以降、多くのセレクトショップで取り扱われているラインナップが、2万円代後半〜3万円前半の価格帯だったからです。

ゆえに、「20代後半〜30代前半がターゲット?」と勝手な顧客層を思い浮かべておりました。

しかし、本国実店舗の顧客層は明らかに高校生〜大学生が多い様子。いや、高校生が多いか。

理由は鮮明で、本国スウェーデンでの価格帯が若年層に響くものだからです。日本では高額ラインのスニーカーも、こちらでは1万円強、デニムも1万円を切るものが多く、意外にもお手頃感のあるファッションブランドという認識が強いようです。

T シャツ関連も5千円前後のものが多く、実際スタッフの方にうかがうと、僕が考えていた20代後半〜30代前半というターゲット層は間違いで、デザイン的にもアグレッシブさを好む20歳前後がメインになってくるようです。

ストックホルム訪問の際は、是非 Eytys Stockholm に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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