スウェーデンでは日本でも人気の Acne Studios が、60%〜70%安く購入することが出来ることを以前お伝えしました。

LINKAcne Studios はスウェーデンでは安い!? 

そんだけ Acne … Acne 言っている僕ですが、最近は全く Acne を買っていません。それはスウェーデンでの価格を知ってしまうと日本で買う気にならないことも少しあるのですが、それ以上にテイストの変化がしっくりこないんですよね。

なんかだんだんと柄が激しくなってきているような … まぁそれはそれで冒険的でいいことだと思うんですが…。ただやっぱり自分は地味な人間なんで、シンプルでモノトーンなスタイルを求めます。

もしかすると今日ご紹介するスウェーデンブランドは、同じくシンプルさを求める方に響くかもしれません。

HOPE



他社ブランドの店員もおすすめ

HOPE を初めて知ったのは初めてストックホルムを訪れた時でした。ストックホルム中央駅を降り、2階出口からダウンタウンへ向かっていると、Remake Stockholms Stadsmission という洒落た洋服のリメイクの店を発見しました。

実は我が母王で時々グルメネタでもここに登場する Koyumi は、趣味でリメイクグッズをかれこれ20年位作り続けています。

本当に食べることしか脳がないおばちゃんなんですが、さすがに20年もやってると腕前もなかなかで、作っては人にあげ作っては人にあげで、いい趣味してるな〜と感心すると同時に僕自身もリメイク品に興味を持つようになりました。

そういったわけでたまたま見つけた Remake Stockholms Stadsmission に立ち寄ってみると、ワイルドな感じのドレッドヘアーの女性店員さんが「へいメーン」という感じでやってきました。

「商品の説明でもはじまるのかな〜?」と思っていたら、アジア人が店内に入ってくるのが珍しかったらしく、日本のことについてあれやこれや質問され楽しく雑談していました。すると、

「ところで日本のイメージは Kawaii とかアニメとかカラフルなイメージが強いが、なに故にそなたはそんなにモノトーンなのじゃ?」と聞かれ、やっと日本ではスカンジナビアファッションが流行ってることを伝えることが出来ました。

するとお姉さんは、「それじゃあこんなとこにいないで、早くここへ行きな。私のいちおしだから。」と地図で教えてくれたのが地元でも人気のスウェーデンブランドの HOPE でした。

HOPE

HOPE は2001年にストックホルムで Ann Ringstrand と Stefan Söderberg によって、女性をターゲットにしたファッションブランドとして立ち上げられました。

立ち上げ当初から高品質で他にはないユニークなデザインを好む “本物” 志向をターゲットに、デザインのユニーク性を追求してきました。

さらに、プロダクトのデザインコンセプトに女性物でありながら紳士服の要素を多く取り入れることで、ユニセックスさを追求し結果として他のどの女性向けファッションよりも目立った存在になりました。

一方、その基本的なスタイルは黒を基調とした伝統的なスカンナジアビアファッションで、国内の多くのファッションラバーの心を掴んできたようです。

実際僕の周りの友人でも、 HOPE の洋服を部分部分取り入れたりしていて、シンプルでありながら “品” を感じるつくりでした。


Acne Studios の弟分!?

先ほどのドレッドお姉さんが HOPE を僕に教えて下さった際、「あんた Acne 好きなんだったら、HOPE も好きになるよ。なんたって “弟分” みたいなもんだからねぇ」と言っていました。

「弟分?」

と不思議に思っていたんですが、それは創業者の1人の Stefan Söderberg さんが Acne Jeans で海外部門を担っていたことを言っていたんだと思います。

弟分かどうかは分かりませんが、本当にトラディッショナルな北欧デザインが受け継がれており、モノトーンなデザインを好む人にとっては要チェックのブランドだと思います。

ちなみにもう1人の創業者 Ann Ringstrand さんはスウェーデンが誇るファストファッションブランド H&M でデザインマネージャーを勤めた経験があり、創業当時はファッション界のベジットと呼ばれていたとかいかなったとか。

創業者2人のインタビューを見ていてもお互いにリスペクトしている様子がよく伺えます。

さらに彼ら創業者がファッションポリシーとして重んじてきた機能性と耐久性が、エレガントでありながらラフでユニセックスなデザインを実現したことが分かります

Odengatan 店へ行ってみよう

HOPE はストックホルムのダウンタウンに4店鋪構えていますが、どこもそれほど規模は大きくありません。一応4店鋪とも回ってみた感想ではどこかが一番品揃えが多かったというような気はしませんでした。

flagship store は繁華街の中心にあるのですが、僕が1番落ち着いて見れたのはちょっとダウンタウンから離れた Odengatan エリアにある店舗です。店内は白を基調とした清潔感のあるつくりで、ダークな色味の多い商品が凄くはえて見えました。

試着した時一瞬自分がイケメンに見えたのですが、すぐに店内のデザインと洋服の品質による錯覚だと分かる程、落ち着いて買い物出来る空間でした。

肝心の現地価格は!?




HOPE は日本でもセレクトショップなどが取り扱いを始め、そのシンプルで耐久性の強いデザインから徐々に人気が出だしているようです。ネットショップでもちらほら見かけますよね。

しかし、値段はやはり少し高め。

セーターが¥30,000弱だったりと、決して簡単に手が出る価格設定ではないと思います。

スウェーデンでの現地価格は、僕がいくつか比較した商品で平均30%〜40%安かったです。

またセールシーズンではそこから30% off されるので、最新のアイテムを最安値で買いたければ、現地でバーゲンを狙うのがベターです。

「なんだ、じゃあ Acne みたいにアウトレットはないのか …」と思った方に朗報です。

ありやす!

HOPE アウトレット

Acne Studios のアウトレット形態ショップ Acne Archive と Acne Jeans を以前ご紹介しました。年中半額セールしている例のあれです。

そのうちストックホルム郊外にある Acne Jeans は、大型アウトレットパーク Stockholm Quality Outlet 内にテナント出店しているのですが、実は HOPE もこちらでアウトレット出店しています。

こちらも基本は同じく、シーズンオフになったグッズが50%オフで販売されており、品質は正規品と同じ、正規店のバーゲン価格で年中商品が販売されています。

店内はストックホルムの正規店と比べ、ややアウトレット感が強いですが、お得感は Acne 同様十分感じられるでしょう。また Acne のサンプルセールのように、非売品がリーズナブルで購入出来るサンプルセールもこちらで催されています。

ストックホルムに訪れる時期に合わせてイベント情報入手すると、大変良い買い物が出来るかと思います。

*北欧ファッションブランドのリストページを設けました。日本では聞いたことのない、めちゃめちゃイケてるブランドがまだまだありますよ ↓↓↓

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