ウプサラ大学の経済・経営学系メンバーで構成される学生クラブ Uppsala Ekonomerna について以前お話しました。
Uppsala Ekonomerna は Nation がカバーしていないスポーツイベントや、勉学(ビジネス)関連のイベントを主に催しています。しかし彼らもスウェーデン人、やはり酒に目がありません。Nation 同様に飲み中心のパーティーも頻繁に開催します。
LINK【ウプサラのビジネス系プログラム受講生は要チェック】Uppsala Ekonomerna とは!?
新たなセメスターが始まると Welcoming weeks の一環として、Uppsala Ekonomerna 主催のイベントがいくつか開催されます。そしてその最初に催されるのが Pub crawl と呼ばれる、Ekonomerna メンバーが先導して Nation のパブをハシゴ酒しまくる楽しい飲みイベントです。
僕もこのイベントに参加した時、Ekonomerna のメンバーや他のプログラムを受講している学生とたくさん話す機会がありました。彼らの活動やメンバーの雰囲気を感じる上でもおすすめのイベントですので、是非チェックしてみて下さい。
BBQ 始まり
Pub crawl は事前登録等や支払いは必要ありません。当日 Ekonomerna のビル Borgen に行き、受付をして支払いをします(約 ¥1,500ぐらいだったと思います)。
そこでミサンガのような一度腕に巻くと取れないものを付けられ、これが今後2週間の間に開催される Ekonomerna イベントへの参加資格となります。
ですのでしばらくはたとえ腕がかゆくなってもハサミで切ってはいけません、僕のように(切っても支払い証明が出来ればまたもらえます)。
さて、Pub crawl の始まりは(僕がいた年は)BBQでスタートしました。
BBQ と言っても肉肉しいアルゼンチン式的なものでなく、ハンバーガーです。さらにそこに安めの缶ビールが付いてきます。ですので、基本的にこのイベントの fee は BBQ、缶ビール数本分、2週間のイベント参加費込み込みですのでそんなに損はないです。
BBQ は参加人数数十人に対してバーベキュコンロが2つだけでしたので、教科書で見たオイルショック時の小売店かのごとく人でごった返しました。
BBQ がひと段落すると、「よ〜し、俺たちがスウェーデン伝統のゲームを教えてやる〜」とクッブという木の棒を投げ合う遊び(写真上)を教えてくれました。
詳しくはネットで検索してもらいたいんですが、ざっくり言うと相手陣の木の棒をルールに乗っ取って倒していくゲームです。非常に素朴な遊びですが、学べて良かったです。ただ素朴過ぎたのか1ターンで終わってしまいました。
Nation のパブを3〜4軒ハシゴ
クッブの後はいよいよ Pub crawl です。Pub crawl は文字通りハシゴすることが目的ですので、正直ゆっくりと食事やドリンクを楽しむ時間はありません。
とりあえず適当なグループごとに Ekonomerna メンバーが Nation パブへ先導し、ドリンクを買って乾杯します。その後時間が来ると、「終了〜〜〜、次のパブへ移動〜〜〜」と叫び出し一斉に移動します。
これがただ続くだけです。2杯目を買いに行ってはぐれたメンバーもいたりなかなかアバウトなイベントでした。
余談ですが Nation のテラスで飲むのは本当に気持ちが良く僕も大好きだったんですが、とにかく蜂が多い。花の多い街だけあって蜂と共存する能力がいります。
蜂が自分のビールにダイブしても動じず飲み続けるサムライスピリットを見せつけたところで解散となりました。
この日の収穫
この日の収穫は2つあって、
・Uppsala Ekonomerna 運営メンバーと関わりを持てたこと。
・2年間の修士プログラムを受けている人達から大学のプログラムの状況を聞けたこと。
でした。Ekonomerna メンバーからは彼らの活動実態を聞くことが出来たり、これから1年を通して催されるイベントを先もって知ることが出来たり、最終的には僕が参加出来たキャリアツアーにも繋がったので、彼らの存在を知れたことは留学生活上非常に大きかったです。
また、他プログラムを受講中の2年生学生から話を聞けたことも非常に重要でした。というのも、ある学生との会話でウプサラのマスターは実践的かどうかうかがったところ、
経済学系マスター2年生:ん〜、正直言ってかなり学問よりだね〜。決して今現在素直に大満足とは言えないのが自分の本音だよ。
—– 2年目に入ってもそれは変わりそうにないの?
経済学系マスター2年生:なさそうだね〜。でも一般的に言えることはウプサラ大のプログラムはどのプログラムもアカデミックよりだと思うよ。僕らの場合工学やバイオ系でもないしね … 。
—– (やっぱりそうか〜)… 。
この時点ですでに最初のセメスターは開始していたのですが、僕も彼が言ったことは相当感じていたので、この時「学校に実践面を求めるのはやめよう」とある種腹をくくりました。
Pub crawl も1人早めに切り上げ、自宅でスタートアップ関連の組織やイベントを検索しまくったのをよく覚えています。