先日世界最大級のスタートアップイベント Startup Weekend に関してスウェーデンでの様子をお伝えしました。
LINK【Stockholm Startup Weekend】制限時間は54時間のスウェーデン巨大スタートアップイベント
それでは、スウェーデンまたは北欧諸国独自で開催する巨大スタートアップイベントはないのか?
ございます!恐らくスウェーデンに滞在してベンチャービジネスに携わっていたり、その勉強をしている人であれば1度は耳にしたことがあるでしょう。
Venture Cup。
北欧ベンチャービジネスアイディア杯とでも言いましょうか、アイディアさえ持っていれば誰でも志願可能なオープンビジネスコンペです。
この北欧巨大スタートアップイベントの狙いは、国内(スカンジナビア含む)の投資家、アイディア、起業を志す人々を結び、新たなビジネスの創造のために彼らを鼓舞し国全体の成長を高めることにあるのだそうです。
イベント開催中、数多くのベンチャーアイディアが発表され、審査員によってフィルターにかけられていきます。
欧米とはまた違った北欧人の創造性を垣間見れるまたとないチャンスになるでしょう。
Venture Cup とは!?
苦難の70年代を過ごしたスウェーデンは、早くからスタートアップの社会や国内経済における重要性に気づき、20年も前からこのプロジェクトに着手し始めました。
この Venture Cup プロジェクトは設立拠点であるスウェーデン西部ヨーテボリからその後、首都ストックホルム、北部ウメア、南部ルンドと国内全域に広がっていきました。そして、
− 1999年:Venture Cup ノルウェー
− 2000年:Venture Cup フィンランド
− 2003年:Venture Cup フィンランド
Venture Cup はコンペであってコンペでない!?
しかし、Venture Cup 開催の真の狙いは単に1番成功するポテンシャルの高いアイディアを見つけることではありません。
実際、近年では参加者同士の競争よりも、アイディアのインキュベーションの方に力を入れており、全ての候補チームが Venture Cup の経験豊富なアドバイザーとプロジェクトに取り組むことが出来るようになりました。
こちらが大まかなスケジュールの流れです。
ん? プラットフォーム!?
VC プラットフォーム
これを使うには、
1. 自分のアイディアを具体化しておく。
2. Venture Cup Platform に登録。
3. アイディアピッチのビデオ(Max 60秒)、または音声(Max 60秒)、またはイメージ(Max 3ページ)または書類(Max 1,000字)をアップロード。
非常に簡単ですね。
“Make sure that you include information about your idea, your presumed team, your presumed scalability, and overall credibility as an entrepreneur in your submission. You are able to iterate your idea up until the deadline, so the feedback you receive will be very helpful in the competition.”
Venture Cup
このプラットフォームは最終選考に残るために非常に重要な役割を果たします。
というのも Venture Cup の選考にはいいねの数や評価なども含まれ、これらの数値が高いアイディアのみが最終選考へ送られその後トップ20が決められ本選へ進むことが出来るのです。
アドバイザーとのディスカッション、フィードバック、修正などのプロセスを繰り返し経て、アイディアを練り上げて行きます。
言うまでもなくこのプロセスが一番候補者達にとって重要で、最終選考の合否に関わってきます。
ファイナルステージでは、
At the final stage, a number of opportunities to pitch your ideas to experts and develop networks are given to competitors.
Venture Cup のメンバーは可能な限り多くのアイディアを集めたいので、
「例えあなた自身アイディアが魅力的でないと感じても、少しでも情熱があるのなら絶対に捨てないで!Venture Cup がそれを最高のアイディアにしてみせるから!」
やりましょう!