ストックホルムの名門工科大学 KTH(王立工科大学)には、その名の通り大学地下鉄駅(Tekniska Högskolan)が存在することをお伝えしました。

LINK【ストックホルム地下鉄アート】Tekniska Högskolan

やはり名門校、専用地下鉄駅があるとは凄いですね。王立ですから。

そして、ストックホルム市内にはもう1つ大学関係者の通勤に利用される、大学専用駅と言えよう駅が存在します。

それが同国の名門ストックホルム大学にある Universitetet Station です。

地下鉄アートとしての見応えは、おそらく Tekniska Högskolan よりも上で、こちらも押さえておくべき Subway Art に違いありません。

 Universitetet

Universitetet は “the University” の意味で、文字通り 大学という名前の駅です。ストックホルム大学側の Frescati キャンパスエリアに位置し、多くの学校関係者が利用する Red Line の駅です。

また、Museum o Natural History(自然史博物館)からも近いく、観光でこちらを訪れる予定の方はチェックしておきたい駅です。

Universitetet Station は 1975年に KTH 駅からの拡張の一環で設けられ、その後 1978年に、心休まる地下鉄アートとしてご紹介した Mörby Centrum へと路線は広がりました。



 Azulejos Tiles

【誰でも美しく撮れる】Sony RX100M7(高級コンデジ最高峰)

Universitetet Station のアートは、1990年代にタイルワークとして、プラットフォームの壁に設けられました。

そこで見られるアートは、国を代表する植物学者 Carl von Linné 氏や、世界人権宣言などを取り上げて描かれ、やはり学問的な要素が強いメッセージとなっています。

12あるタイルパネルを作ったアーティストFrançoise Schein 氏は、”旅” を題材とし、その行く先々で見られる自然や生態学的問題をテーマに、アートをデザインしたようです。

彼女自身環境問題などに対して、何かを発したかったのかもしれません。

この美しいデザインのタイルは、 Azulejos Tile と呼ばれるポルトガル伝統のデザインアートのようで、実際にリスボン(ポルトガルノ首都)でアートワーク自体は完成させ、その後ストックホルムに運んできたようです。

 最も美しいタイルアート

Universitetet Station のタイルアートは、これまで地下鉄アートで見てきたどのタイルワークよりも、美しくそしてメッセージ性が強いものでした。

場所によっては博物館のディスプレイのような … (違う?)

また、場所によっては岩の天井から出てきたような、岩とアートが一体化した造りでこちらも写真映えします。

【誰でも美しく撮れる】Sony RX100M7(高級コンデジ最高峰)

岩に直接描かれたアートも美しいですが、ヨーロッパの伝統的なタイル技術と融合したアートも素晴らしいです。

それにしても、どうやってポルトガルから運んで来たのでしょう … 。

*** ストックホルム地下鉄アートの全駅一覧をアップしました。皆さんのお好きなデザインはどちらですか?ご意見お待ちしております。

LINKストックホルム地下鉄アートの全て