The Founder Institute はプレシードステージにあるスタートアップ企業を世界規模でサポートするアクセラレーターです。

2009年に活動を開始して以来、3,300社以上をサポート、全資金調達額(サポート企業が調達した額)としては7億ドルを超えるマンモスアクセラレーターとして知られています。

拠点をアメリカシリコンバレーに置きながら、現在世界60ヵ国180都市にその規模は拡大中です。

彼らはミッションを “Globalize Silicon Valley” とし、才能のある人材のスタートアップ活動をサポートし、数百万の新たな雇用創出を目指し活動しています。

彼らのサポートのコアとなるのが、

・ノウハウがぎっしりつまったシリコンバレー流ベンチャー構築プロセス

・各地域で自らが築くサポートネットワーク

で、これまで数多くの成功企業を生み出し、その1部は世界的にも著名なスタートアップとして成長を遂げました。

普通であれば数年間かけて踏むプロセスをわずか3.5ヶ月間でやってしまおうというブートキャンプですね。


Founder Institute Stockholm

Founder Institute Stockholm は明確にそのロケーションを示していません。

ですが、Impact Hub Stockholm のメンバーであることから、そちらに拠点を設けているように思います。

ですが、活動は精力的に行なっており僕の友人がよくイベントに参加しているのをみます。

Facebook

The Founder Institute がおもしろいなと思ったのは、志願者の持つアイディアよりも志願者自身の起業家としてのポテンシャルを測ることに重点を置いている点です。

そのため、今現在スタートアッププロジェクトに従事していようが、会社勤めしていようが、アイディアが強固なものだろうがなかろうが、「まずは人を見て判断する」と宣言しています。

これもベンチャーの聖地シリコンバレーを生き抜いた彼らの長年のノウハウなんでしょうね。

Stockholm Fall 2018

ストックホルムでの今秋のアクセラレートプログラムはこちらをチェックして下さい。

Stockholm Fall 2018

締め切りは11月11日。

選考は Rolling Basis (来た順に審査していく)ですので、早めに志願した方が受かる確率は高いようです。

この次のプロセスは Predictive Admissions Assessment と呼ばれる、彼らのメインとなる評価基準で志願者をふるいにかけていくものになります。

その後合否が発表され、コースの受講料を支払い入学手続きを済ませます。



Predictive Admissions Assessment

Predictive Admissions Assessment は彼らが2008年以来科学者とともに編み出した独自の(オンライン)テストで、これにより志願者が成功する起業家なのかどうかを判断することが出来るようです。こえ〜。

テスト内容は毎回変更されパズルや心理学的な質問が出題され90分ほどかかるみたいです。こえ〜。

試験対策は不可能ですので、受ける際は集中できる環境を整えておくことぐらいでしょうか。

ちなみに分析した結果は85%以上の正確性があるようで、よく分からないですがとにかくこのテストはすごい代物だそうで、New York Times、CNN、Forbes などのメディアで特集が組まれたほどだそうです。

やっぱりすごいんですね。

フリーイベント

僕は残念ながら Founder Institute Stockholm を訪問したことがないのですが、様々なスタートアップイベントも開催されているようで、要チェックですね!

ほとんどが無料のイベントみたいですので、気軽に参加してみてはいかがでしょうか?