ヨーロッパを旅行し、街中を散策する際にいつも気にしてしまうことがあります。

それが、その国の Grafittiグラフィティ)事情。

グラフィティは落書きと英語辞典では訳されることが多いですが、要はストリートアート。

ステレオタイプなイメージでは、コンクリートの壁に書かれた、HipHop 調のアルファベットアートを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

しかし、近年よく取り上げられる Banksy(イギリスの謎のアーティスト)のグラフィティを筆頭に、ヨーロッパでは目を見張るほどの芸術的なアート作品が、街中の壁に描かれていることが多いです。

ではスウェーデンでは一体どうなのか? について本日はお話します。

 グラフィティ

Photo: ドイツのベルリンで日常的に見かける Grafitti

【ソニー史上最高の名機】α7SM3(動画や夜景に激強) 僕が初めて目が飛び出るほど美しいグラフィティに出会ったのは、イギリスに滞在していた時でした。 毎朝通る道の壁に突如、 「うわっ、なんじゃこりゃ!」 と、実際言ってしまうくらいのアート作品が出来上がっていたのです。 その時はそれが欧米のグラフィティ文化であるかなんて気にも止めませんでしたが、その後移り住んだドイツのベルリン(首都)で僕の生活は一変します。 ストリートアートの中心地で知られる同市では、いたるところにバンクシーが描いたようなアートが描かれ、あまりの美しさとその活況っぷりに、カメラ小僧にしばらくの間変身してニート化してしまったのでした。 一時期は、グラフィティに関連したサービスの立ち上げまで模索するほどに …

 スウェーデンでは …

そんな素晴らしいグラフィティ文化は、ヨーロッパの中でも国によってや、街によって各々事情が大きく異なります。

ベルリンのように「アート作品」として黙認する街もあれば、日本のように「落書き」としてすぐに削除してしまう所も。

北欧でもそれは同じで、例えばフィンランドではストリートアートは色んな場所で目にしましたが、スウェーデンではほぼ皆無に近いほど、美しいグラフィティに出会うことはありませんでした。

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Photo: こちらはお店の中にある “業者” によって描かれた “Grafitti 風” のアート

路地裏に隠れるように控えめに書かれたストリートアートが、この国では受け入れられていないことを示しているようで少し切なくなったのを覚えています。

デザインやファッションで知られる同国で、ストリートアートを見れなかったのは僕にとって意外でしたが、やはりグラフィティに対しての考えは人(場所)によって異なることを再認識する機会にもなりました。

撮り溜めたストリートアートの写真は、またいつかこちらでアップしたいと考えております。

それではまた!

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