「スウェーデン料理は美味しいのか!?」

よく聞かれる質問です。しかし残念ながら、僕はスウェーデンの家庭料理を楽しむ機会にはあまり恵まれませんでした。

良くしてくれた地元の友人達も、元は海外にバックグラウンドを持つスウェーデン人が多かったので、振る舞われた料理はスウェーデンと全く関係のない、国際色に富んだものだったからです。

ところで、皆さんはスウェーデン料理と聞いてどんなメニューを想像しますか?世界一臭い魚の缶詰、トナカイの肉、ザリガニ、など色々な固定観念があるかもしれません。

しかし、なぜか僕の中でスウェーデン料理と聞いて真っ先に思い浮かぶメニューは、ボリューミーな調理パン(サンドウィッチ)でした。

「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」や映画「魔女の宅急便」など、スウェーデン関連のメディアにインスパイアされていたのだと思います。

そんなボリューミーなサンドウィッチ、空港を降りたって早速食べることが出来るんですよ。



 スウェーデンの調理パン(サンドウィッチ)

ストックホルム・アーランダ空港内にあるショッピングエリア SkyCity

こちらにはカフェ&バー形態のお店がいくつかありますが、目を引くのがウィンドウにディスプレイされているサンドウィッチ!

こちらは空港ですので値段は当然やや高めですが、それにしてもボリュームがすごいんです。中段のロングサンドは1人では食べきれない程の量。

レタス、トマト、パプリカ、サラミ、チキンなど具材も盛り沢山で、それで日本円で¥1,000くらいですので、案外コスパは良い方かもしれません。

ちなみにこの最上段のスムージー、1人用のサンドウィッチより値段が高いですが、めちゃくちゃ美味しいです。長時間フライトで疲れ切った体に沁み渡ります。

 小エビのオープンサンド

そしてスウェーデンに着いたら早速食べて頂きたいのが、テレビでも取り上げられた小エビのオープンサンド(サンドウィッチ)です。

僕は “世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?” を見て、「スウェーデンに行ったら絶対これを食べるんや」とめちゃくちゃ楽しみにしていました。放送ではレポーターが「美味しい〜〜♡」と絶叫していたからです。

これこれ。パンの上にレタス、その上に無数のカットされたゆで卵、大盛りの小エビの下には池の如くマヨネーズが注入されています。

「どっからどう見てもジャンクやな」

添えられたレモンを絞り、早速フォークとナイフで適量をカットし、口へ運びます。ゆで卵が苦手なことは水を差すので触れないでおきましょう。

「パクッ」

「えっ . . . 」

「普通 ….」

美味しいんですよ、美味しいんですが、絶叫するほどのモノではないというのが正直な感想です。マヨネーズが結構ヘビーです。

しかし、大の男が小エビのパン1つで腹いっぱいになっては男が廃ります。この下段のパイみたいな食べ物もついでに注文してやりました。

“魔女の宅急便” で届けたカボチャのパイを「私これ嫌いなのよね」と吐き捨てられたあの子へのリベンジです。もう自分でも何を言っているのか分からなくなってきました。

「パクッ」

「あっ . . . 」

「普通のキッシュや ….」

 開放感のある空間での食事

注文した2つの料理は美味しかったんですが、絶叫するほどのモノではなかったです。むしろこの開放感のある SkyCity で、北欧デザインを楽しみながら食事が出来、気分が高揚しました。

空港での食事は値が張ると敬遠されがちですが、市街地のレストランと比べそこまで差はありませんので、アーランダ空港 SkyCity で一服してみてはいかがでしょうか?

もちろん小エビのオープンサンド、日本にはないボリューム味付けですので、食べてみる価値は十分ありです!

 

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