世界中でスタートアップブームが巻き起こる中、アントレが１プログラムとして修士課程で提供されるようになりました。スウェーデンでも９つの大学がマスターで１年もしくは２年のアントレコースを提供しています。
前回、僕が直接友人やイベントで知り合った各校のアントレプログラム受講者＆卒業生から聞いた、実際のコースを受けてみての感想についてお伝えしました（KTH, Lund, Chalmers, Karolinska）。
LINK【スウェーデン大学院留学】修士課程のアントレについて
僕自身も紆余曲折を経てウプサラでアントレを専攻しましたので、本日は包み隠さずお話したいと思います。なお、毎年プログラムの中身も変更があるようですので、基本的には僕が経験した良くなかった点も改善されていることが期待されます。
どういった形でコースが進められるのか、参考がてらに聞いていただければと思います。
ウプサラ大学院アントレプログラム
まずウプサラアントレプログラムの基本情報として、
▪️基本情報
・１年コース
・第１セメスター（８月〜１２月）／第２セメスター（１月〜６月）
・第１セメスター：４科目全員必修
・第２セメスター：A.２科目の授業を受講／B. 個別プロジェクト取組み のいずれかを選択する。
といったスケジュールで進められます。１点補足情報として、このアントレコースは２年のマスタープログラム受講者も受けることが可能です。Msc Business and Management という２年のマネジメントコースを受講した場合、前半の１年どこかのマスターコースに所属する必要があります。
その際アントレも選択することが可能で、僕が在籍していた時も同い年のスウェーデン人学生（ゴリマッチョ）がそちらのマネジメントコースから受けていました。ただ学位は異なるとはいえ、基本的にはフルトラック一緒に授業を受けますので、クラスメートとして問題なく仲良くなれます。
２年間の留学を考え中でアントレにも興味があれば、Business and Management コースに１年のアントレを組み込むのも１つの方法として検討してみてはどうでしょうか。
プログラムのディレクターは５０代のスウェーデン男性で、非常に思いやりのある方でした。彼自身オーストラリアに留学経験があるため、 留学生に対しても理解があり生徒だけでなく教員からも信頼されているようでした。
コース内容
コースの内容は毎年生徒からのフィードバックをベースに若干の変更があるようです。最新のコース内容は、
第１セメスター
・Opportunity Recognition and Development
・Business Plan Catalyst
・Managing the Glowing Firm
・Strategic Entrepreneurship
第２セメスター
（Alternative 1)
・Corporate Entrepreneurship
・Strategic Corporate Entrepreneurship
・Master Thesis
（Alternative 2)
・New Venture Catalyst
・Master Thesis
となっており「いったいこの授業は何の意味あるんだ？」と僕が感じていた授業はなくされていました。
ただ、新しく組み込まれている授業も以前の科目に部分的には入っていたもので、あれをどのようにフル展開しているんだろう？と少し不思議に感じます。
残念な授業科目も…
もちろんためになったなと感じるものもありましたが、高い授業料を払って来ている身としては腑に落ちない部分が多かったのも事実です。
全て洗いざらい話したいので、僕が受講していたコース内容を１つ１つご説明していきたいと思います。ただ全部ここで書くとおぞましく長くなりますので、１記事１科目のペースで書いて行きたいと思います。
その前に僕が受講したコース内容はこちらです。 *（消）＝既に消えたの意味。
第１セメスター
・LINKFoundation of Entrepreneurship（消）
・LINKBusiness Plan Catalyst
・LINKSuccessful Communication（消）
・LINKManaging Growing the Firm 1
第２セメスター
（Alternative 1)
・LINKManaging the Growing Firm ２
・LINKCorporate Entrepreneurship
・Master Thesis
（Alternative 2)
・LINK【ウプサラアントレ】New Venture Catalyst
・Master Thesis
