現在 VOLVO は Self-driving Car(自動運転車) の開発を積極的に進めており、Uber と試験的に公道を走らせる実験も行なっております。

Uber との実証実験では XC90 が用いられ、”色んな意味で” 注目を集めています。”色んな意味で” とは、昨年この自動運転実験中に起こった人身事故のことですが、

  • 歩行者横断禁止の道路を渡っていた人を認識せずにはねてしまったこと。
  • ドライバーが前方を全く見ていなかったこと。
  • 「How do you get a $70,000 suv to drive for uber $1 per mile pay???(マイルあたり1ドルしかもらえない Uber に800万円もする車買う?)」に多くの人が賛同したこと。

など、その実用性、安全性、コストパフォーマンスなど、様々な面で論争を生んでいます。

とは言いつつ、この流れ(自動運転技術の発展)は止められないだろうと個人的には思っているのですが、つい先日ボルボの CEO が自動運転に関して非常に興味深いコメントを出していました。

昨年から2度にかけて起こった航空機(ボーイング)墜落事故で、自動操縦システムの問題点が指摘され、それが自動車に関しても例外ではないことを問われた日経の記事でした。

こうした運転支援システムの導入は「無責任」で、消費者が自動運転に対して誤った認識を持ち、「頼りすぎる」と事故につながりかねない“  VOLVO CAR ホーカン・サムエルソン最高経営責任者(CEO)

と警告したのです。

「いやいやいやいや、めちゃめちゃやってますやん!」と記事を読みながら言ってしまいました。

そうなんです、New V60 にも自動運転技術が用いられた Pilot Assist というシステムが搭載されているのですが、これがめちゃくちゃ便利なんです。



Pilot Assist

Volvo が自動運転技術の開発に力を入れていることと、自分が運転アシスト機能を有した車に乗ったことがなかったので、New V60 を購入し最も試すのが楽しみだったのが、この Pilot Assist車線維持支援機能)でした。

パイロット・アシストは、車速の改善、車間距離の確保、安定した正確な車線維持を自動で行なってくれる、主に高速道路で活躍する便利なシステムです。

また衝突が差し迫った場合にも緊急でブレーキがかかるなど、安全面でも優れた機能で、実際使ってみるとこれなしでは高速運転はもう無理な体になってしまいました。

近年は国産車などもこのシステムを導入する車両が増えていますが、ボルボのアシストスペックは、

 

  • 上限は130 km/h で自動走行。
  • 指示器を出していない状態で走行車線からはみ出した場合、ハンドルが振動し異変を気付かせる。
  • 高速道路の交通状況に合わせて、スピードの上げ下げ、ストップまで全自動で行なう。
  • ドライバーのハンドル操作・アクセル&ブレーキ操作は有効。
  • ドライバーは常時ハンドルに手を置き、前方目視する必要がある。
  • Pilot Assist 発動中にブレーキを踏むと、機能が解除される。
  • 一定時間が来ると、Pilot Assist 機能は一旦終了する。

操作方法

操作方法はめちゃくちゃ簡単です。ハンドル左部の中央下のボタンを1度押します。すると車(Volvo)の絵が拡大されるので、そのまま右矢印のボタンを押しましょう。

先ほどの拡大された Volvo が緑色に光り、 Pilot Assist が作動します。そこから前方を走る車に自動で付いていきます。

Pilot Assist の速度設定はボタンを押した瞬間が基準になります。

写真のように、103km/h で走行中にボタンを押すと 103km を上限にスピードがコントロールされます。103km 以下で走る車が前方にいれば、一定のスペースを保ちながら前方の車のスピードで付いていきます。

その車が車線変更をし、前方から車が消えれば 103km にスピードアップし自動走行します。

上の写真は実際に白の軽四が車線変更で僕が走るレーンに入ってきた時のものです。スピードが74km まで減速されました。

初めて経験した時は「うおぉー!!!」とその精度の高さに興奮しました。何もしていないのにブレーキが効くのは不思議な感覚でもありました。

車線内の位置取りもほぼほぼ真ん中をキープし、急なカーブでもそれはきちんと保たれていました。

カーブの時は正直「本当に対応出来るのか?」と怖かったですが、少し左右に寄る場面もありながら問題なかったです。

高速道路の降り口まで Pilot Assist で走行し、信号待ちに合わせるように車がストップした時は、まるでジェットコースターが終了したような安心気分を味わうことが出来ました。

新型ボルボの Pilot Assist があれば、日本一周車の旅もそんなに苦にならないかもしれません。やってみようかな。ちなみに Pilot Assist をストップするには左側中央ボタンを押すか、ブレーキを踏みます。


手放し厳禁

最近では手放しが可能な Pilot Assist が他車メーカーから出ているようですが、Volvo は基本的に手がハンドルに触れている必要があります。

ハンドルから手が離れれば最初にオレンジの警告が出て、その後「ハンドル操作して下さい」とレッドマークに変わります。

このように Pilot Assist はあくまで運転補助機能に過ぎません。使用の際は必ずハンドルに手を置き、前方目視しましょう。ポケモンGo とか以ての外です。

そしてもう一点気をつけなければいけないのが、Pilot Assist を作動した状態で走行中に、前方に車が全くいなくなったり、走行レーンの白いラインが認識出来ないほど傷んでいる場合です。

この時、グリーンの Pilot Assist 作動表示が消えず、前方の車を追いかけない状態で、スピードが一定に保たれた自動運転が続けられることがあります(いつもではない)。

僕はいつもこの時ブレーキを踏んで、Pilot Assist をストップするので、そのまま続けるとどうなるのか分かりませんが、トンネルに入っても設定スピードが保たれるのでちょっと怖いです。

以上が、僕の Volvo Pilot Assist に対する経験談になります。総じて言えることは、高速道路の運転が相当楽だということです。

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