「Stockholm Subway Art(ストックホルム地下鉄アート)の中で、最も好きな駅はどこだい?」
この質問に対して多くの地元民が挙げる駅があります。それが、市街地の中心部に位置する、Blue Line Kungsträdgården Station です。
Kungsträdgården はダウンタウンエリアにある、ストックホルムで最も大きな公園の1つで、スウェーデン人、旅行者関係なく、多くの方が集まっては休憩する憩いの場となっています。
このすぐ隣にある地下鉄の駅は、一歩足を踏み入れるとまさに異次元空間と化しているのです。僕の友人でもこちらの駅を My Most Favorite として挙げる人は多いです。
一体どんなアートなのか!?
Kungsträdgården
Kungsträdgården の歴史は古く、現在ストックホルムに残る公共公園のなかで、最も古い1つであると言われています。
Kungsträdgården は直訳すると“王の庭園” の意味で、このエリアに関する王室の歴史に由来します。
1643年 から 1825年、この場所には Makalös Palace という雄大な宮殿が存在し、そこにフランス調のお庭(公園)が作られました。それが Kungsträdgårdenです。
その後、Makalös Palace が火事で焼け落ち、市議会の監督下で管理され始める 1875年まで、軍事演習場としてこの場所は使われました。
現在は公共の公園として、誰しもが入ることの出来るストックホルムを代表する観光地となっています。
アートが語る歴史
以前の建造物や現存する建物の歴史を語るのに、以前そこにあった古いフランス調の庭園を連想させるカラー(赤、白、緑の組み合わせ)を用いたり、駅にディスプレイされている彫像は、 Makalös Palace の外観アートのレプリカとされています。
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さらにこの駅は生物学的にも特別な場所らしく、 the cave-dwelling Lessertia dentichelis-spider という特殊な蜘蛛が発見された北欧で唯一の場所のようです。
この駅が建築される過程で、必要な機器を南方から運んでくる際に一緒にひっついてきたことが要因だろうとされています。
近年でもこのような生物学的発見がこの駅では起こっており、2016年には科学者たちがユニークな DNA 構造を持つ未知の細菌を駅の壁から発見するなど、またアートとは違った意味で不思議な空間と化しています。
それでは内部を見ていきましょう。
地下鉄アートいち人気のデザイン
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