Arrival Day 初日、アパートとの本契約やその他登録作業を完了しいよいよこれからプログラム終了までお世話になる宿泊先へ。

僕は自分自身がそんなにパーリーピーポー気質でないのと、一人好きなことから日本と同じような独立型のワンルームアパートを希望しました。

で、ウプサラ大からオファーされたのが、Klostergatan 16 と呼ばれる大学が唯一提供出来るワンルームアパートです。

LINK準備編・アパートの見つけ方

もちろんですがどのアパートもそれぞれ特性があり、良くも悪くも期待を裏切られることばかりです。今日は洗いざらいウプサラの住宅事情含めお話したいと思います。


Klostergatan 16

Klostergatan 16 は通称ホテルウプサラと呼ばれ、その名の通り数年前まで商業ホテルとして営業されていました。日本で言うところのビジネスホテルみたいなものでしょうか。

独立型の部屋を希望する学生は必ずここをオファーされます。また、希望を出した際に ‘シェアアパートでも OK、予算に余裕あり」のような内容を出そうものならこの物件を紹介されることもしばしばあるそうです。

というのもここが大学から提供されるアパートで最も家賃が高い物件となり、基本的には敬遠されがちだからです。

こちらの家賃は初月に

・Deposit: 2,000 SEK
・Rent :4,999 SEK

を支払います。そして毎月期限内にウプサラ大 Housing Office の Web ページ上で家賃(4,999 SEK) を支払います。支払いはクレジットカードのみになります。

部屋の明け渡し

Arrival Day の作業が終わりスタッフに送迎され、いよいよ部屋とのご対面です。

ドアを開いた瞬間感じた第一印象は「狭っ」と「汚なっ」でした。

Housing Office が斡旋する時に見せる Klostergatan 16 の写真は清潔感がかなりありましたので自分の中で勝手なイメージが出来上がっていたんだと思います。

よく考えたらかなり前の写真ですので実際はどの部屋もそんなに綺麗ではないです。

こんな写真が使われていますが、こんなにキレくはない

また住居明け渡しの際は本来クリーニングが完了しているはずでしたが、僕の部屋はそれが行われず部屋に髪の毛が落ちまくっていたり、トイレやシャワールームも汚れていました。ここで言いたくありませんが誰かが大便をして掃除してなかったんです。

結果、僕が部屋に入って最初に行った作業は「名前も知らない人のうんちの駆除」でした。

基本情報

・シングルサイズのベッドが一式ある。スライドしてセミダブル程度の大きさに拡大出来る。
・テーブル1、椅子が複数脚、大き目の洋服棚1があり、自分で揃える家具は基本的にない。
・キッチンに電気コンロが2セットある。
・ユニットバスシステム。
・2階に中庭がある
・1階にカフェ、Common Kitchen (グループで料理を行える場所)、Common Room (団欒の場)がある。
・インターネット環境:Wi-fi が通っていない。LAN ケーブルを各部屋のインターネット回線に繋ぐ。
・駐輪場あり。自転車を部屋に持ち込むことは禁止されている。

住み心地

Klostergatan 16 の住み心地ははっきり言って何を重視するかによって大きく異なります。

 ・アクセス ◎
 ・防犯   ◎
 ・家賃   △
 ・設備関連 △
 ・快適性  ×

こちらが1年住んだ僕の感想です。



アクセス:アクセスは申し分ありません、と言いますかこれが唯一優れている点です。学校から徒歩10分、ウプサラ中央駅からも徒歩10分で特に学校よりも首都での活動を重視していた僕にとってはこれは大事な点でした。夜中に帰ってくることもしばしばあったので、さくっとダッシュで帰れましたので。

防犯:セキュリティ面もまず問題ありません。部屋は自動ロックのかかるカードキーで、ビル自体に入るにもカードキーが必要、エレベーターの利用、階段を上るにもカードキーが必要と2重・3重と対策がとられています。ただあまり空き巣被害はウプサラで聞いたことがありませんが。

家賃:レントが 4,999 SEK というとウプサラではかなり高い部類に入ります。僕が知る限りでは Housing House から紹介されるシェアアパートのほとんどが大体 3,500 SEK 前後でしたので、感覚的には普通の住居より¥15,000 くらい高いイメージでしょうか?

設備関連:室内の設備関連は生活する上で何も不自由はありません。最初からフライパン以外の料理器具(鍋、オタマ、お皿、フォーク、スプーン、etc)はついており、寝具も装備されていました(前の人間が使ったままで洗濯はされておりませんでしたが)。ではなぜ△かと言うと、洗濯するシステムです。Klostergatan 16 は洗濯・乾燥機が1F に設置され使う時はかならず独自システムでどのマシーンを何時から何時に使うか予約する必要があります。

しかーし、このシステムが機能しません。同時に別の人間が同じ機械を予約されていたりして、Facebook のコミュニティ上でたびたびバトルしているのを見かけました。また洗濯中誰かに機械を止められていたり、洗濯物を持って行かれたりトラブルが絶えませんでした。ちなみに僕はそんなやりとりが面倒過ぎて部屋で手洗い天日干ししていました。

快適性:家賃、設備関連がいまいちとお話しましたがこの快適性が非常に困った点になります。そもそも僕が独立型のワンルームアパートを選んだ理由が ‘落ち着いた住環境’ を求めたためだったのですが、当然みんながそういうわけではありません。僕の隣のカナダ人の女の子は頻繁に夜中までどんちゃん騒ぎをし度々周囲ともめごとになっていました。Klostergatan 16 はこのようなトラブルの場合専属のセキュリティ会社に通報すると彼らがそれを止めにくるのですが、その場合問題を起こした人が手間賃として数万円請求されます。同じフロアの別の人がどうやら通報したようでその後そのカナダ人女子は「誰が通報したんだ!」と全部屋に聞き取り調査していました。結局通報人が見つからず怒り狂った結果、その日の夜中に廊下で暴れ狂い別の住人とさらにトラブルになるという「お前何しに来たんだ」的な事件がありました。他のフロアでも朝方までタムロして暴れていた者や騒音問題を度々起こす者などトラブルはひっきりなしにありました。彼らは本来ワイワイガヤガヤが可能なシェアアパートへ行くべきだったのですが、それが叶わずこちらでそれを行おうとする人達で周りへの配慮がかなりかけていました。これは偏見だと言われてしまうかもしれませんが、欧米人の暴れ方狂い方は常軌を逸しています。特にお酒が入った時は何も考えていませんので、気をつけた方が良いです。その点アジア人がこういったトラブルを起こした件は聞きませんでした。

その他の特徴

Klostergatan 16 のその他の特徴としては、1F に Housing Office のスタッフが10時〜17時まで常駐しており、何か困った時には相談に行きやすい点かと思います。

さらに同じく1F に小さなジムが併設されています。ジムといってもランニングマシンとバイク、少しのダンベル、2台のウエイトトレーニングマシーン程度が設置された小さいスペースです。すぐにいっぱいになってしまいますが、早朝8時はほとんど人がおらず、小一時間トレーニングして学校へ行くのが僕の日課でした。

最後に、そのオフィスの隣には小さいカフェ、Common Kitchen と呼ばれるグループで料理を行える場所、Common Room で友人と時間を過ごせるスペースもあります。

これらにも色々とルールがあるのですが、さきほどのカナダ人はこちらでもよくトラブルを起こしていました。

総評

かなりネガティブな感想が多くを占めましたが、基本的に僕はこちらで良かったかなと思います。とにかく駅へのアクセスが楽だったため自分のスタートアップ関連の調査やイベントへの参加が容易に行えました。もう少しアクセスの悪いところに住んでいればそれらの活動も積極的に行えなかったかもしれません。

他方、基本的にウプサラ大学は Nation と呼ばれる学生クラブの活動が盛んでパーティー、ナイトクラブ、飲み会など楽しいイベントが毎週どこかで催されています。友達が増えれば当然それらはより楽しいものになると思います。

Klostergatan 16 のような独立型は他の住居人と知り合う機会が少なく、友人は出来にくいと思います。ですので学校主体のアクティビティに専念したい人達はシェアアパートを選択した方が良いです。