Uppsala Career Tour の一発目はベルギーのブリュッセルから始まります。当日はストックホルムアーランダ空港に集合し、チェックインを済ませた後フライトまで数人でビールを飲みました(1日目は移動だけのためです)。

SAS で2時間のフライトの後、Brussels に到着。この空港であの大規模なテロがあったのかと思うとすごく怖くなりました。

ISIS のテロがヨーロッパで盛んだった時期(2015年)、僕はイギリスとドイツに滞在していましたので、「いつ何が起こるか分からん」と元々ビビリな性格が余計にビビリになっていたのです。

実際新聞で取り上げられていないこともたくさんありましたし。ちなみに関西では最弱ビビリのことをヘタレと言います。


ブリュッセルの街を散策

ブリュッセル空港からは電車と徒歩で移動し、まずはホテルにチェックイン。Uppsala Career Tour 中の滞在先は基本ユースホテル(日本で言うところのゲストハウスのクオリティ低い版)になります。

男女比率が偏っていることもあり(女子が多かった)、男女混合で部屋が割り当てられます。 

ブリュッセルでは UrbanCentreHostel というところに泊まりましたが、こちらのホテルの部屋は全て2階以上でエレベーターがありませんでした。スーツケースを持っての移動はかなり大変でした。

またシャワールームとトイレも部屋に1つずつしかなかったので、普通に気まずかったのと朝シャワー的なことが出来ないので不便でした。

さて気を取り直して市内を観光します。

ブリュッセルは建物が本当に綺麗で、10年前に訪れたパリを思い出しました。

食べ物もベルギーワッフルを始め、カリカリ食感がたまらないフリッツ(ポテトフライ)、ムール貝のワイン蒸し、アルコール度数の高いベルギービールと、ジャンク感がドイツのベルリンぽかったです。

パン屋のお姉さんにウィンクされ「ドキッ」となるイケメン中年日本人は、この後パンを3つ買ってしまいます。

建築物と食が華やかな一方、移民の多い地区はゴミがあちこちに散乱し、路上生活者のテントが道路のセンターを占領する光景も見られました。

かと思えば少し行った先は EU 本部や今回の訪問先の国連ビルがあったりと、地区によってギャップが凄まじかったです。

この点が僕が魅了された1番の理由だったわけですが。ブリュッセルは本当におすすめの観光地で、住んでみたい場所の1つとなりました。さていよいよ Uppsala Career Tour 1つ目の訪問先国連オフィスです。


UN Office in Brussels

ブリュッセルの国連オフィスは想像よりもかなり小規模でした。僕は以前学業関連で、ニューヨークの UN 本部で開かれたユースカンファレンスに参加したことがあり、本部ビルに入ったことがあります。

それと比べるとこちらはいちオフィス感が否めませんでした。厳重な手荷物検査を終え、いざオフィス内部へ。

国連オフィスでは男性スタッフから挨拶やブリュッセル支部の役割などの説明が15分程度あり、「それでは質疑応答へ」と移った後それも5分くらいで終了しました。

「えっ、えっ、もう終わり?」と皆戸惑いを隠せなかったのは、国連に就職するプロセスや、そこで働く場合どういった仕事が任せられるのかなど、”Career” に関する説明が何もなかったためです。

どうやら相手側がこちらの意図をよく理解していなかったようで、キャリアツアーの1発目は不発弾に終わります。サッカーで点を入れられた後のような雰囲気が Uppsala Career Tour メンバーに漂います。

「わざわざスウェーデンからやって来たのに …」という言葉を飲み込んで、お昼ご飯を買いに行きます。つづく。