普段 Volvo New V60 T5 Momentum に乗っていますが、数日間とある事情で Inscription を運転する機会がありました。
今現在 Momentum には満足していますが、同じ T5 と言えどいざ乗ってみると2つの違いは鮮明で、「あれ?同じ T5?」とやはり車両本体価格100万円の差は大きいなと感じました。
ネット上では専門家の方々が細かい数値を出しながら色々説明・比較されていますが、ボルボ好き&見た目だけで購入に至った車ど素人の僕にはちょっと難し過ぎます。
ですので「ど素人」目線で直感的に感じた違いをご説明したいと思います。
車好き・詳しい方には全く意味のない信憑性のない比較ですので、時間を無駄にしないためにもこの記事はスキップした方がよろしいかと思います。
いや、もしかすると車素人の方にとっても時間の無駄になるかもしれません …。
走った感覚は IS と GS くらい違う?
僕は T6、T8 に乗ったことがないのでそっちに乗るとまた表現が変わるかもしれませんが、国産車で言うと Momentum/ Inscription の違いは LEXUS の IS/GS くらい違いました(絶対伝わらないな … )。
Momentum を運転していて圧倒的に感じるのが、そのステアリングの軽さです。
僕は Classic V70 に慣れていたため余計に感じるのですが、車体の大きさの割にハンドル操作が非常に軽く、女性やお年寄りには運転のし易い仕様だなと感じます。
逆に、高速域でカーブなどが多い場所では、ハンドル操作が割と大変かなと感じることがあります(思ったより切れないので)。
また、ハンドルがツルッと手から滑ろうものなら、小型自動車くらいめっちゃ方向が変わったりもします。 当然それはホイールの大きさと関係しますが、予想以上でした。
加速に関しても昔の The Volvo 的な踏んだ瞬間から「ブーーン」と始まるものではなくゆったりとスピードが上がります。ですので「走り」という観点からは T5 Momentum は高級車という感じはしません。
一方、Inscription はハンドル操作もそこそこ重みがあり、走っていて「えっ、なんで?」と思ったくらいどっしり感があり、地面との接地感もはっきりと感じるもの。というのも、基本的に Momentum と Inscription は車両総重量や中身の仕様はほぼ一緒で、僕が感じた重厚感はあってはならないはずだからです。
走りにダイレクトに関係している差はタイヤホイール(Momentum 17/ Inscription 18)のサイズですが、 1インチ違うだけでこれだけ操縦が安定するんだとあらためて感じました。気のせいか加速も Momentum よりスムーズだなと走っていてよく分かりました。
シートが凄い
そして、これも最も僕の本革シートと違いを感じた部分ですが、 Inscription のシートはなんとも言えないほど体にフィットします。
まるでマッサージ機の上に体を置いてるが如く、何ていうんでしょうか、ツボを押されてる感じがします、大袈裟じゃなく。
僕は Momentum にオプションの本革シートをつけましたが、こちらはどちらかというとフンワリとした革のソファーのような感覚で、フィットとはまた異なり、「気持ちいい」とはなりません。
僕は個人的にこちらの Inscription の方が好きですね。
また、このシートベンチレーション(シートのポツポツと空いた穴)が熱を吸収してくれるように、空気循環が行なわれとりわけ夏の暑い時期、背中とシートの間に熱がこもらず快適でした。
本革シートはやはり熱がこもるので、夏場は少し運転しただけで汗をかきます。
音響が全然違う
実は走りの前に「あっ、全然違う」となったのが音響システムです。僕はラジオっ子で車の中では基本ラジオをかけているのですが、Inscription で聞くそれはまるで Radio Station にいるかのような臨場感でした。
Momentum の標準オーディオでもすごくクリアな音が聞けたのですが、 Inscription のシステムは Momentum とはかなり差があります。
ちなみに Volvo New V60 の音響システムは、
- T5 Momentum ハイパフォーマンス・オーディオシステム(10 スピーカー)
- T5 Inscription、T6、T8 harman/hardonプレミアムサウンド・オーディオシステム(14 スピーカー)
- Option Bowers & Wilkins プレミアムサウンド・オーディオシステム(15 スピーカー)
となっています。harman/hardon でもターザン山下さんが横に乗っているかのような臨場感でしたので、その上の Bowers & Wilkins プレミアムサウンド・オーディオシステムだとどうなってしまうのか考えただけで恐ろしいです。
もう車の中で生活してしまうかもしれませんね。
360度パノラミックビューは微妙?
さらに、Momentum になくて Inscription にある良い点として、ステア前の正面モニタにナビを設定していなくても地図情報が表示される点です。
なくてももちろん運転に支障はありませんが、ちょっとした近辺の情報を運転しながら知りたい時、意外と便利です。
一方で残念なのが、バックした際に表示される360度ビューモニター。縦長の液晶表示のため、後方モニターと上部からのモニターを同時に見る事ができません。
個人的にはバックする際、後方モニターの映像で確認するのをメインで、狭い場所など補完的に360度ビューを使いたいタイプですので、いまいちだなと感じました。
僕はいらないと感じましたね。
その他の設備
僕が乗った Inscription はオプションのサンルーフが装備されていましたが、やっぱりいいですね。あるとないとでは室内の開放感が全然違います。特に Volvo のサンルーフは面積が広いので余計に開放感を感じます。
僕は去年なんとか流星群を見るため真冬の深夜、公園に新聞紙を敷いて寝転がっていたところおまわりさんに職務質問をされました。
これがあれば後部座席を倒して室内から観察出来ますね!デメリットは夏場の日差しと燃費悪化でしょうか。あれっ?もしかすると冒頭に言った Inscription の重厚感はこのサンルーフの重みだったのでしょうか …?
それからやっぱり Momentum にも欲しかったと感じたのが、フロントガラスへの速度表示機能です。
最近よくパトカーが見えないところで張っている場面が多く、けっこう速度超過には気を使います。
ささいな事ですが 確認するのにいちいち目線を下にしてハンドルの先のスクリーンを見るのは面倒臭いです。
面倒臭いと思ってませんでしたが、このフロントガラス表示機能を1度経験すると面倒に感じてしまいます。
自分の走行速度の横に制限速度が表示されるのもありがたいですよね。
僕が数日間で感じた主な Momentum と Inscription の違いは以上になります。あまり参考にならなかったかもしれませんが、素人目線ではこんな風に感じました。
予算に余裕がある人にとっては、Inscription 検討する価値十分あると思います!
Volvo New V60 全情報をまとめたページ設けましたので、よろしければお立ち寄り下さい。↓↓↓
はじめまして。
私もV60 T5 momentumに乗っています。燃費を調べていてたどり着きました。燃費のお話はもちろん、Inscriptionとの違い、非常に興味深いです。
Inscription実に良さそうですね!概ね同等とみなしてmomentumにしたのですが、じっくり乗ればもっと違いに気づけたかもしれません。
ところで、タイヤに関しまして。
V60 T5 momentumのタイヤを、235 40 R19に交換しました。タイヤホイール共に純正品ではなく、タイヤはREGNO GR X2というものです。
変更後、旋回や取り回しは以前の17インチと大差ないです。仰るように、V60 momentumはハンドルが軽いです。この部分は変わっていません。
ただ、動力系の重さが増したためか、ECOモード時のコースティングに変化を感じました。
あくまで好意的な見方になりますが、コースティングの持続時間が延長した気がするのです。
ホイールが重くなりタイヤの変形度合いが減れば、一応つじつま合う気はしますが、本来、軽い方がいいに決まっています。
なにより、慣性に依存したこの理屈だと加速が鈍るはずです。
Inscriptionの標準ホイールは、フロントグリルとのデザインが完璧にマッチしていて、かっこいいです。ただ、momentum標準よりは、多少重いのかもしれません。
TadaさんはInscriptionの安定感をホイールサイズに求めておられますが、その見方に同意します。
ありがとうございました。
xkkさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
僕は本当に車には詳しくなくて感覚的な面で書きましたので、xkkさんがおっしゃっていただいたこと勉強になります。
また交換されたタイヤの件、共有いただきありがとうございます。実は、普段なるべく ECO モードで走っているのですが、正直燃費への好影響はあまり感じません。燃費に対する要求はあるものの、僕は昔のボルボのように割とどっしり感も求めていますので、また僕も何か試せればなと考えています。ただ、僕のこの車ブログに書いていない不具合も実はあって、新たなことを試すのに少し億劫になっています。また何か気づいたことがあればアップしたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。