都会の喧騒を忘れられる場所、ストックホルムにある世界遺産「森の墓地」をさまよい、心が洗われます。

森の墓地は敷地が広大で、端から端まで歩くと本当に2〜3時間かかります。

しかし、針葉樹で囲まれた森林の中で聞こえる鳥のさえずりが、時間を忘れさせてくれたので2時間の散歩も全く疲れることはありませんでした。

LINK【世界遺産】スウェーデン・ストックホルムの「森の墓地」で心を清める

スウェーデン人建築家 Erik Gunnar Asplund 氏がつくった森の墓地には、他にもいくつかの見所があります。

それが「聖なるクロス」と呼ばれる巨大な十字架のモニュメントと、「森の火葬場」と呼ばれる神聖な建築物です。

広大な芝生に調和するかのようにたたずむ十字架と火葬場。北欧デザインの重要コンセプトである「Less is More」をこれらからも感じられます。

 聖なるクロス

世界遺産「森の墓地」のメインロードにそびえ立つ「聖なるクロス」。

実はこの巨大な十字架のモニュメント、森の墓地へ入ってきた瞬間に目に入ってきます。

あまりにもシンプルな姿形をしていますが、その強すぎない主張がこの場所と調和する1つの秘訣だったのかもしれません。

しかし違和感がないなこのモニュメント … 。

何度も言いますが、森の墓地エリア、音がしないんです。

あまり知られていないためか、観光客が少なく(というかほぼ見たことない)、地元民も火葬や埋葬で訪れるため、基本的に頻繁にくる場所ではないようです。



 森の火葬場

そして、その聖なるクロスの先にあるのが、この建築物「森の火葬場」です。

全方向が吹き抜けの、シンプルなデザインのこの建築物。もはや美術品、いや国宝級の建築物です。

この日は火葬場周辺に人が集まっていましたので、恐らく誰かの大切な方が亡くなったのだと思います。悲しみが漂うというよりも、安らかに眠れるよう故人を送り出そうという雰囲気が醸し出されていました。

森の火葬場エントランスの中央付近にはこんなモニュメントも。天へと召される人々を表現しているのか。

 雨上がりの森の墓地

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前回の記事と前後しますが、これらの貴重な建築物鑑賞を楽しんだ後、僕は森の墓地の方へ散歩に出かけました。その森の中を彷徨っている間、突然の通り雨が。

そして散歩を終え、元の場所へ戻ってくると空が澄んだ青色に … 。



池の水面に浮かぶ空と雲と十字架が、とてつもなく幻想的な景色になり、僕は圧倒されます。

この場所を去るのが惜しくなってきます。

最後に格別のブルースカイを背景にした写真を撮ることが出来ました。

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ストックホルムに来られた際は、皆さんも是非森の墓地へ。

 

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