先日、ユニクロが AIRism(エアリズム)技術を応用したマスクを発売し、店舗に人がごった返すほど日本では大きな話題となりました。

デザインも素晴らしく機能性も良さそう(賛否両論ありますが)で、人気のために手に入らない時期がしばらく続きそうですが、実は僕は他に手に入れたいマスクブランドがあります。

それがスウェーデンのマスク専業スタートアップ Airinum が開発した、The Urban Air Mask(都市型機能性マスク)です。

もうファッショングッズですこれは。

 Airinum

Photo: Airinum ホームページより

Airinum はスウェーデン最大のスタートアップインキュベーター STING に属し、近年最もスケールアップが順調に進んでいるスタートアップの1つとして、国内スタートアップ界で注目を浴びてきました。

彼らは STING PROGRAM を受けると同時に、Co-working Office SUP46 で活動を行なってきたのですが、IT 系スタートアップばかりが入居する当オフィスでは異色の種という存在だったのを覚えています。

僕自身も SUP 時代に彼らを知り、卒論プロジェクトで調査に協力してもらうなど、数あるスタートアップの中でも少し思い入れのようなものがあります。

Photo: Airinum ホームページより

しかし、新型コロナウイルス流行禍まではマスクを付けるという文化が根付いていなかったスウェーデンで、なぜマスク専属スタートアップを立ち上げたのか? その起源は共同創業者の Alexander 氏が2014年にインドに移住したことがキッカケだったようです。 インドの素晴らしい習慣や文化に感銘を受けるも、現地の空気汚染がひどく長い間発症していなかった喘息が彼を再び襲い、日常生活に支障をきたすようになります。 空気汚染物質の侵入を防ぐマスクが世の中に存在することを知りますが、彼が住んでいた地域で見たマスクはシンプルな機能性の低いマスク。さらにデザインもイケてなく着用する気も失せる見栄え。 さらに様々な調査を行なった結果、空気汚染でどれだけ社会に悪影響を及ぼしているかを知り、人々の健康を守ることを目的に Airinum は立ち上げられました。

 入荷は数ヶ月待ち

Photo: Airinum ホームページより

当然ながらこのコロナ禍で The Urban Air Mask の供給は追いついていません。

といいますか、もともと人気が高く、オンライン販売&世界中へシッピングしていることもあり、需要に供給が追いついていないという感じでした。

Photo: Airinum ホームページより

僕も Airinum(か、もしくは当時新バージョンの試作品)を SUP で見たことがありましたが、デザイン性が圧倒的にイケてます。

ただ、僕の中ではマスク=使い捨てだったため、これを初めて見た時は「忍者!」、もしくは2000年代初頭人気を博したビジュアル系バンド「PIERROT!」と思い、購買意欲はそそられませんでした。

やはり先見性に欠ける性格をしています。

今日本でも様々な業種の方々が、布製マスクの製造販売を行なっており、そちらのタイプではデザイン性なども重要視される傾向にあるようです。

そんな中、もしこの Airinum の Urban Mask で洋服と一体感を持たせて街歩きしようものなら、オシャレ番長に格上げ出来ること間違いないでしょう。

興味のある方は Airinum のホームページをチェックしてみて下さい。

 注意点

Photo: Airinum ホームページより

ちなみに、この都市型マスクは本体、フィルター、アクセサリー(各パーツ)をバラで買うことも可能なようなので、数年単位で保管して使うハードルが低いです。

そのようなユーザビリティの高さがこのマスクの人気の1つでもあるかと言えます。

注意点として、仮に今後手に入った場合、フリマアプリなどでの転売はご遠慮された方が良いかと思います。

転売が厳しく摘発される昨今、何が適正価格か分からない状況での値付けは色々とトラブルの元です。

あくまでご自身のファッションの一部として、スウェーデンで注目のマスク専業スタートアップ Airinum の The Urban Air Mask ゲットしてみてはいかがでしょうか?