これまで主に若い層に人気のある、北欧(スウェーデン)ファッションブランドについてお届けしてきました。

LINK北欧ファッションブランドリスト

本日は、紳士淑女向けのブランドになります。おじさま、おねえさま方、お待たせ致しました。ところで、僕の中でこのブランドは、「ちょっと手を出すにはハードルが高い」印象がありました。

それは値段とかではなく、何となくそこでショッピングをしている客層が、僕(30台半ば)より大分上な印象を持っていたからです。

男の人はジャケットを羽織ったアルパチーノみたいな紳士、女の人はシャーロンストーンのようなフェロモンムンムンの淑女が買い物をしているので、「俺浮くんじゃね?」とショップの中にすら入りませんでした。

ところがどっこい、そんなスウェーデン発大人ブランドも、やはりイケてます。

日本未上陸でしょうか? TIGER OF SWEDEN です。



 TIGER OF SWEDEN

Photo: TIGER OF SWEDEN

Tiger of Sweden は、1903年に洋服の仕立て屋 Markus Schwartzman 氏と Hjalmar Nordström 氏によって、紳士服メーカーとしてスタートしました。

長年男性向けスーツの製造販売に特化していたようですが、90年代に入り若い層をターゲットにしたカジュアル路線へ舵を切り、より広い年齢層に認知されるブランドとなりました。

Photo: TIGER OF SWEDEN

現在は若い男性向けの洋服だけでなく、女性ラインも多く取り揃えています。

個人的な印象では、カジュアルなラインも品揃えが充実する一方、やはり全体的には北欧クラシック(シンプルでミニマルなデザイン)をベースとした、フォーマルなデザインがブランドコンセプトにあるのだと感じました。

実際に、ドレスコードが占める割合も、他のブランドに比べて比率が高く、スーツやちょっとしたドレスなども品揃えが豊富な印象です。

僕が Tiger of Sweden へ行くと必ず紳士・淑女がスーツやドレスを試着していました。

やはり質感は良く、高級な印象があります。

 戦艦店

Photo: TIGER OF SWEDEN

ストックホルムで Tiger of Sweden で行く際は、是非 Flagship Store(戦艦店)に行きましょう。

広々とした店内に、おびただしい数の(表現 w)きれいめファッション(洋服)がディスプレイされ、「良い服着てシャキッとしたいな」と感じるようになります。

Tiger of Sweden の戦艦店は、ストックホルムのファッション街と呼ばれる通りにあり、様々なブランドの Flagship Store もまたその辺りに集中しています。

色々と北欧ファッションを比較しながらウィンドウショッピングを楽しむのも、スウェーデン旅行の醍醐味の1つかもしれません。

Flagship Store の店員さんもフレンドリーで、何着も何着も試着させてくれます。アジアからの旅行客の対応も慣れているようですので、英語が出来なくても大丈夫でしょう。



 セールは40〜50% オフ

店内至る所に、写真右上のような Tiger(虎)模様のデザインがあしらわれています。Zebra(シマウマ)のようにも見えますが、虎です。

ちなみに、Tiger of Sweden も毎年、年に2回のセール期間を設けており、夏は6月末あたりから7月後半まで、冬は1月から新春バーゲンが始まります。

やはりフォーマルスタイルには定評のあるブランドですので、速攻でジャケットやセットアップパンツは売り切れます。残っていても2mぐらい身長がある人しか着れなさそうなビッグサイズしかありません。

北欧スタイルのフォーマルな洋服を狙っている人は、開催日に押しかけましょう!

セール対象品は40〜50%オフが基本で、大分安くなります。Tiger of Sweden は Filippa K や Eytys などの大衆ブランドと比較して、ややお値が張ります。

その分つくりはしっかりしているので、この機会にハイクオリティ商品を安く手に入れて下さい。もちろん、Tax Refund(税金還付)処理も行なってくれますので、Tax Refund 用のレシートをもらうことを忘れずに!

なお、その際は店員さんのサインが必要ですので、確認しておいて下さい!(僕は2回忘れられました)