Uppsala Career Tour 一発目の国連オフィス訪問で出鼻をくじかれます。落胆ムードが広がる中、各自昼食をとりに街へでかけます。

僕はサンドウィッチ屋さんでフランスパンに野菜やハムが挟まれたものを買いました。

ベルギーのパンはめちゃくちゃ美味しいです。フランスパンとドイツパン(激硬)のちょうど中間にあたるようなかたさで、食感がめちゃくちゃ良かったです。

ヨーロッパのパンて何でこんなに美味しいんでしょうか?

サンドウィッチのお供には、ベルギー入国以来ハマりまくっているフリッツ(フライドポテト)を路上で購入しました。 フリッツは2度揚げにより、中がホクホク外がカリカリした独特の食感を楽しめるフライドポテトなんですが、旨すぎます。

さらにベルギーではマヨネーズをベースとしたソースを上からかけます。 ソースの種類はどの店も6〜7種類あり、僕はピリ辛味のサムライなんとかというのにハマっていました。

もう有名な話ですがフレンチフライ(フライドポテト)の発祥は実はフランスではなくベルギーであり、こちらではあちこちにフリッツストアがあります。

色んな口コミサイトを確認して10種類以上のおすすめフリッツを食べましたが、どこも美味しかったです。2度揚げがポイントです(2回目)。

ベルギーのフリッツは僕がそれまで最強だと思っていた、Vancouver Costco でしか販売されていないカリカリフレンチフライに匹敵する旨さでした。いやマヨネーズソースを考慮したらそれ以上か。


レストランでの注文はフリッツに注意

余談ですが、ベルギーのレストランでは注文するメニューにいちいちフリッツがついてくることが多いです。特に人気の料理ムール貝バケツには、何も書かれていないのに暗黙の了解で付いてきます。

僕は何も知らずムール貝バケツとフリッツ(大)を注文し、テーブルに置けないほどのフリッツを運びこまれた経験があります。皆の「えっ」っていう顔に対して「普通じゃん?」という顔で応戦します。

心の中で「店員言えよ」とか思いましたが、美味しすぎて何も言えなかったのもまた事実です。食べ終えた頃リバースしようか真剣に悩みましたが(リバースは踏みとどまりました)。

Cinquantenaire Park

話をお昼ご飯に戻して、先ほど購入したランチ(ベルギーパンとフリッツ)はこちらの Cinquantenaire 公園で食べることにしました。開放感がありベンチもあちこちに用意されているので、気分転換するのにおすすめの場所です。

実はこの場所で以前お話した「スウェーデンの離婚事情が実は世間で認識されているほどポジティブではない」話を Tour メンバーの1人から聞いたのでした。

昼食後市街地に戻り、いよいよ次の訪問先の Prime へ。しかし綺麗な建物やモニュメントとゲットーのような場所が入り乱れた不思議な街です。


Prime

Prime は Weber Shandwick(ウェーバー・シャンドウィック)という81ヶ国に拠点を持つ世界最大の PR サービスプロバイダーのベルギー拠点で、正式名称は Prime Weber Shandwick といいます。

ベルギー国内のクライアントの広報サービスを請け負ったり、外資系企業、政府、公共機関、中小企業のベルギー進出、逆に国内企業の海外進出に伴う広報活動のサポートも行っているようです。

色々なトロフィーが飾られており、学生からも人気で有名な企業のようでした。 

– 業務内容
・PR戦略プランニング/PRコンサルティング
・海外におけるPR業務
・デジタルマーケティング/デジタルPR業務
・メディアリレーションズ/ニュースワイヤーサービス/マスコミ対応業務
・コーポレートPR
・PA業務/ガバメントリレーションズ
・メディアトレーニング/PR研修業務

こちらでは期待通り仕事の具体的内容や採用プロセス、実際にそこで働く方2名が登場し今現在担当しているプロジェクトについて説明して下さいました。

1メンバーが案件まるごと担当するため、裁量の大きな仕事を1年目から任されるようで、皆目を輝かせてメモをとります。

我々を出迎えてくださった担当者の方も非常にウェルカムで、Career Tour の名にふさわしい有意義な時間を過ごすことが出来ました。

こちらの企業に面接を希望する場合、まずは採用担当の方に CV と Linkedin のデータを提出し、その後具体的な採用プロセスの連絡をもらえるそうです。個別対応になるので Uppsala Career Tour に参加した特権と言えるかと思います。



事件発生

姉さん、事件発生です。リアル事件です。

Prime 訪問後その日のうちにオランダへの移動が待っていましたので、宿泊したホテルへ戻りスーツケースをピックアップする必要がありました。

そのホテルの最寄り駅へ向かう電車の中でそれは起こりました。Career Tour 主催メンバーの1人が何かに気づきます。「ない、ない」とジャケットのポケットに入れていた財布がなくなっていることに気づきます。

財布にはキャッシュだけでなくクレジットカードや、ホテルから中央駅へ向かう電車のチケット(全員分)、学生証など色々入っていたようでパニックです。

警察に届出したものの残念ながら財布と犯人が見つかることはありませんでした。被害に遭った男性メンバーは電車で僕の隣に立っていたのですが、僕も全く気づきませんでした。

海外のスリテクニックはプロであることを再認識させられ身を引き締めます。

駅構内にもテロで犠牲になった方々を追悼する花束やメッセージが残され、「ここで実際に被害にあった地下鉄に今乗っているんだ」と浮かれ気分の日本男児は我に帰ります。

残りの Uppsala Career Tour 中、何も起こらないことを祈りつついざオランダ・アムステルダムへ。つづく。