スウェーデンでは現在、コロナ禍の出口戦略に向けて、彼らなりのニューノーマルを模索、定義、浸透という段階に入りつつあるようです(友人談)。

このあたりはまた改めて内容をまとめてみたいと思いますが、そのニューノーマルに伴い活発になるのが人々の動き。

当然スウェーデン留学に関しても、パンデミック前と同様に募集を行い、大規模イベントは控えつつも、各プログラムは開講されている模様です。

実際、スウェーデン留学についてのお問い合わせや、ブログ記事へのアクセス数も、昨年に比べかなり増えている状況です。

今日はそんなスウェーデン留学生が夏になると面食らう、ある “現象” についてのお話。

 北欧の白夜

北欧については様々な噂が世界中で知れ渡っていますが、その中でもこれまで日本人、外国人問わずよく聞かれたのが「白夜」について。 白夜・・・真夜中になっても薄明になっているか、または太陽が沈んでも暗くならない現象のこと。​​ 北欧から地理的に遠い、アジア圏の人達にこぞって聞かれた質問ですが、フランスやドイツなど同じ欧州圏の人々からも聞かれた時は、やはり北欧はヨーロッパでも特別なんだと感じました。

 ウプサラとストックホルム

Photo: ストックホルムの7月初旬1AM

ストックホルムやウプサラでは、春の気候が本格的に始まる、5月中頃から白夜現象は起こっていました。

僕が以前住んだカナダなどでも、夜の10時頃まで日が落ちない環境はありました。

しかし、スウェーデン(北欧)のそれは、どう表現していいのか分からないくらい、不思議な状況。

当然、夜中12時でも結構明るいので(日本人からすると)、治安面で少し安心感がある反面、その時間になっても遊び回る若いグループも多く、うるさいこともありました。

Photo: 5月下旬のウプサラ2AM

しかし、総じて言えることは、遠くの方で日が沈みそうで沈まず、辺りが薄暗くなる様子は、本当に幻想的の一言です。

特に、ウプサラは田舎であるため、Gamla Uppsala のような周りに建物のないエリアも多く、空の暗闇がろうそくに照らされ出来るグラデーションが印象的でした。

暗闇の長い冬とのギャップが凄まじいスウェーデンの夏。

留学後半に体験出来る、北欧ならではの不思議で貴重な現象です。

(ちなみに、この明かりが原因で寝れないということは今まで一度もありませんでした)

 

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