つまり、ビザの申請が可能となったようです。
つい先日、現地でも新型肺炎感染が拡大していることをこちらでシェアしたので、この協定の発効は正直びっくりしました。
LINK【続報】スウェーデン&北欧各国で新型コロナウイルス感染者が急増(進行中)
スウェーデン大使館が公式に発表しておりますので、現地の下した決定であることに間違いありませんが、本当に日本人のビザ発行が叶うのか個人的には謎が多いです。
スウェーデン大使館のアナウンス
昨年8月26日、「ワーキングホリデー査証に関するスウェーデン・日本間の協定 」の署名が行われ、それぞれの国内手続が完了しました。待ちに待ったワーキングホリデー査証協定が、本日3月5日に発効します。
ワーキングホリデー査証の申請は、申請時の年齢が18歳以上30歳以下であることが条件です。この制度で、日本とスウェーデンの青少年が相手国で働きながら旅行や勉強ができるようになります。
「ワーキングホリデー制度の開始を契機として、青少年が相手国において仕事に就く機会や文化交流が一層促進されるでしょう。」とペールエリック・ヘーグベリ大使は語りました。
ワーキングホリデー制度を利用して、スウェーデンに行きたいですか?
日本からスウェーデンへのワーキングホリデー査証の申請先は、スウェーデン移民庁のウェブサイトをご覧ください。この申請に関する質問等は、スウェーデン大使館ではお答えできません。
スウェーデン大使館
ウイルス感染に対する危機感の時間差
冒頭で謎が多いと言った理由は2つあり、1つはやはり新型コロナウイルスの問題。もう1つは僕の勘違いでろう経済面での問題です。
1つ目の新型肺炎に関してですが、3月に入り日本全国で感染スピードが増している状況で、本当のピークは来月になるとの予想もあります。
3月6日18時時点
◇国内感染者:408名
◆退院:76名
◆入院中:299名
●軽中度:179名
●人工呼吸/ICU:28名
●確認中:82名
●待機中:10名
◆陽性で症状なし:27名
◆死亡:6名
◇クルーズ船:696名
◆帰国:40名
◆入院中:405名
●人工呼吸/ICU:32名
◆退院:245名
◆死亡:6名
このような状況の中、前回お伝えした通りスウェーデン国内の感染者数も100人に迫り、拡大の一途をたどっています。
しかし、僕の現地(ストックホルム)の友人曰く「まだそこまで(自分含め)危機感を感じない」というのが正直な “感想” だそうです。
これは非常に危険なこと、いつかみた景色(数ヶ月前の日本)ではないでしょうか。言い換えれば、コロナウイルスに対する現地一般市民の本当の危機感は、これから数週間遅れでやってくるのかなと。
今後日本での感染者数が現在の数倍(実際に検査すれば軽く10倍はいるとの見解もあり)に昇った場合、これまで通りこの国から人を果たして受け入れるのか?
受け入れる場合はどのような行動の制限や診療指示があるのか?
そこまでして日本人を受け入れる必要はあるのか?
など疑問は残ります。
経済危機とワーホリは無関係?
2つ目は、これは恐らく僕の勘違いですが、経済面での問題。新型コロナウイルス による世界経済の後退は、2008年の金融危機(リーマンショック)を大きく上回るとの試算が既に発表されています。
実際、中国における消費指数はリーマンショック直後を上回っているとの発表が中国国家統計局と中国物流購買連合会より先日ありました。
このように、様々な国や業界で景気後退が予想される中、スウェーデンだけが好況をキープ出来るというシナリオは絶対にあり得ません。
当然、コロナウイルス感染が本国でさらに広がれば多くのサービス業などが被害を受けますが、仮に広がらなくても輸出関連の大きなマイナス成長が予想されます。
このような状況で第三国から労働力を果たして雇い入れるのだろうか?
これが僕の抱く疑問です。
しかし、そもそもワーキングホリデーという取り組みが、経済状況に影響される(例えば景気が悪ければ受入数を減らすなど)ものなのかどうかも分かりません。
リーマンショックの時はどうだったのか?
いや、やはり経済状況は影響するような気が … 。ワーホリビザを取ったはいいが仕事が見つからなかったというシナリオも考えられるような気がします。
それぐらい今年はヤバイです。そして長引くに違いないでしょう。自分自身も既に色々と影響が見えているので、大変なことになっていくのが予想(確信)されます。
*スウェーデンに留学・ワーホリ・移住予定の方向けの、スウェーデンの生活にまつわるページを設けました。子育て、教育費、給料、税金、不動産売買、などなど包み隠さずお話しています。見て損はさせません。