よく旅行代理店や保険会社のパンフレットには、
「アメリカで交通事故に遭い、数週間の入院が必要になった。保険に入っていなかったために900万円の費用負担発生」
「ヨーロッパ旅行中、乗っていた観光バスが山道で横転。レスキューヘリ出動&手術入院で1500万円の請求」
と不安を煽る宣伝文句が書かれているのを目にしますが、ビビリな僕は外国に行く際、必ず海外保険に入ってしまいます。
本当にいいカモです。
これらの文句がどこまで本当なのかは分かりませんが、少なくともありえない話ではないことと、それに近い状況は僕の友人にも発生しました。
僕が見てきた海外でのアクシデント
カナダに住んでいた頃、最も仲の良かった1人の女性は、重度の病にかかり救急車で病院に搬送、入院、医療行為を受け、日本へ緊急帰国という事態になってしまいました。
本当に急を要する帰国だったので、引っ越しやその他様々な負担費用が発生するはずでした。
しかし幸いこの友人は留学保険に入っていたため、追加で支払う費用は一切発生しなかったのですが、「もし入っていなかったら」と考えただけで身も毛もよだつ出来事でした。
それ以外にも
・環境に馴染めずストレスから胃潰瘍になり入院 → 緊急帰国 → カムバック
・アイルランドで輩にビール瓶を投げられ頭から流血 → 病院搬送 → 頭を縫う → 抜糸&消毒のため通院
など、小さい出来事を含めれば意外と病院のお世話になることはあるのです。
一方で、僕は今まで1度も保険を利用する機会がなく、普通に数十万円を保険会社にお支払いしてきたのでした、幸運にも。
では今日は、スウェーデン留学時の保険についてお話ししたいと思います。
スウェーデン留学保険
スウェーデン留学では、授業料免除にならなかった留学生に対しては、ほぼ全ての大学が滞在中の留学保険を無償で発行してくれます。
もちろんウプサラ大もそれは行なっており、第1セメスターの授業料振り込みが確認された後、FAS+ という保険が発行されます。
こちらの FAS+ 保険の発行元は Kammarkollegiet という公的機関で、スウェーデンにやってくる Non-EU 外国人向け保険を様々な、というか全ての大学に提供しているようでした。
(ちなみに EU 出身の学生と交換留学生には Student IN というこちらも政府機関発行の保険が提供されるようです。)
それを知った時「おお!ラッキー!」と一瞬思ったのですが、契約内容を見て「ちょっと待った」がかかりました。
・Accidents(事故や事件に巻き込まれた際)
・Emergency medical and dental care(緊急で病院や歯医者さんにかかった際)
・Emergency home transportation(緊急の引っ越し)
・Liability(法的責任・負債を負った際)
・Legal rights(訴訟費用)
・Property (SEK 20,000までの個人賠償)
と一般的な海外留学保険と遜色はなかったのですが、シェンゲン協定加盟国内との制約がありました。
「これは悩む …」
僕はスウェーデン滞在中に一時帰国と、シェンゲン協定加盟国以外の国への訪問を決めていたので、悩んだ末に個別で海外旅行保険への加入をすることを決めました。
各保証内容の金額も当時低く設定はされていなかったので、スウェーデン国内にとどまる、もしくは協定加盟国内での旅行の場合は、学校が段取りする保険で事足りると僕は思いました。
オンライン保険がおすすめ
ちなみに僕が契約したのはジェイアイ傷害火災保険の T@biho という海外旅行保険でした。オンラインで契約が全て完了し、英字での証明書発行も可能でしたので、ストレスフリーで保険契約を行なうことが出来ました。
1番ベーシックなプランで月々1万円程度でした。年換算すると少し費用がかさみますが、やはり何が起こるのか分からないのが海外旅行。
生命保険と一緒でまじないみたいものと考え、加入しておいた方が無難だと個人的に思います。くどいですが、僕はシェンゲン協定加盟国以外訪問予定だったため、追加で保険加入しました。
そういった予定がある、あるかもしれない方にだけ追加で加入をおすすめしています。