これまで Stockholm Subway Art(ストックホルム地下鉄アート)を、路線ごと(Blue & Green Line)の有名スポット順にこれまでご紹介してきました。

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本日は Red Line のおそらくメインとなるレインボーカラーで有名な Stadion 駅です。

この駅も降りた瞬間から、ワクワクドキドキするような明るいデザインで、何故だか分かりませんがマリオカートの世界にいるような気分になりました。

明るい青空にかかる虹のイラストがそう思わせたのでしょうか?

30代半ばおっさんを小走りにさせた(マリオカートみたいに)、青空の中にいるような気分にさせる地下鉄アートとは!?

 Stadion

Stockholm Stadion Station は、市街地の北端にある、その名の通り(オリンピック)スタジアム(競技場)にある地下鉄駅です。

競技場だけでなく、Kungliga Musikhögskola(Royal College of Music)という音大もあるため、学生の通学にもよく利用される賑やかな駅です。

この辺りは Lill-Jansskogenという木に覆われたジョギングコースもあり、「閑静な住宅街」という言葉が似つかわしい、自然が近く感じられる場所です。

ちなみにその音大にはよくトイレを借りに行っていました。非常に近代的な造りの建物です。



 LGBT がテーマ?

Stadion の駅の巨大レインボーアートを見た途端、僕は LGBT 関係のテーマを持っているのだとすぐさま連想してしまいました。

実際、毎年 Stockholm Pride Festival(LGBT の方々のための祭典)が催されるスポーツグラウンド、Östermalms IP もこの近くにもあり、そう思ってしまう地元の人も多いようです。

しかし、この LGBT を連想させるアートデザインと、Pride Festival のベニューが近いことはただの偶然のようで、このアートにセクシャリティに関するメッセージ性は全くなく、逆に意外でした。

Stadion Station が建設されたのは 1973年で、このような洞窟スタイルの駅としてはかなり初期にあたるそうです。

当時こういった洞窟は、地獄や荒れ果てた場所と連想される風潮があったようで、そのような人々のステレオタイプを取り除くため、あえて明るいブルースカイを背面色にし、希望を表す虹のアートを描いたのでした。

さらに、アーティスト Åke Pallarp 氏と Enno Hallek 氏 は、人々に Stadion(1912年のオリンピック競技場)の輝かしいスポーツの歴史を、心に留めておいてもらいたいという想いもあったようです。

 Stadion の栄光

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地上界から地下鉄プラットフォームに向かう通路には、このようなオリンピックやスポーツに関する記録や写真が並んでいます。

そう言えば、これまでオリンピックでスウェーデン選手を意識したことなかったな … 。

駅のプラットフォームに近づくに連れ、青空色の壁が見えてきますが、全体としては割とモダンな作りで、天井まで全て岩むき出しの洞窟ではないようです。

1912年のストックホルムオリンピックを記念したもののようです。

Stadion Station のアートは、この洞窟のようなトンネルに描かれた虹がやはりメインなのですが、やはり迫力があります。

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駅全体的にはあっさり感が否めませんが、このレインボーを見に来るだけでも十分値打ちがありますので、こちらもチェックしておくべきかと思います。

この花柄のモニュメントに個人的に惹かれました。

*** ストックホルム地下鉄アートの全駅一覧をアップしました。皆さんのお好きなデザインはどちらですか?ご意見お待ちしております。

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