ストックホルムの地下鉄駅の中には、「学校駅」とでも呼べそうな、文字通り学校目の前にある、それは便利な駅があります。
当然そんな駅を設けられるのは、国を代表する名門校だけなのです。
KTH(王立工科大学)の入り口には、生徒の通学に完璧なロケーションと言える地下鉄駅があります。それが Red Line の Tekniska Högskolan Station です。
さすが学業の名門校ということもあり、その Subway Art が放つ異色感たるや、… しびれます。
この駅、何と表現して良いか分かりませんが、格好良いんです。
Tekniska Högskolan
大学キャンパス入り口に駅があることもあり、学生はここから街へ出たり、アルバイト先へ向かうことが出来たりと、本当に羨ましいような利便性の良さです。
ちなみにそのスウェーデンを代表する名門工科大学は、正式名称 Kungliga Tekniska Högskolan で、その頭文字を取って KTH と呼ばれています。
大学創設から150年の時を経て地下鉄駅が設けられたようですが、その地下鉄アート自体は学業と何か関係があるのか!?
5 Elements
Kungliga Tekniska Högskolan (KTH Royal Institute of Technology) は 1827年に創設され、以来様々なフィールド(物理学、俳優、経営者、役人)で活躍する著名人を輩出してきました。
ちなみにロッキー4で、アポロをリング上で殺した冷徹なロシア人ボクサー。ドラゴ役を演じた俳優(&映画監督)の Dolph Lundgren 氏がスウェーデン人だと知った時は、ぶったまげました。
彼も KTH 出身だそうです。
そんなスウェーデンの名門校 KTH は、1973年に Tekniska Högskolan という、大学名をそのまま使った専用地下鉄駅を設けることが出来ました。
これにより、同校へ通学する生徒や、教授陣のアクセシビリティーが格段に上がったそうです(そりゃそうだ)。
そんな利便性向上の象徴のようなこの駅は、アーティスト(画家) Lennart Mörk 氏によって地下鉄アートが描かれました。
壁や岩のトンネルに描かれた、白と深いブルーを基調とした異空間的デザイン。そこに浮かぶ多面体のボックス型アートは火、水、大気、地球、天空 をモチーフにしているのだそう。
また、プラットフォームで見られるアートとまるで調和するかのような、様々な学者の貢献物:コペルニクス体系、Christopher Polhem(スウェーデン人科学者) の機械的アルファベット、ニュートン法、ダビンチの空を飛ぶ機械:はこの駅の見どころだとアートガイドの Marie Andersson さんは話します。
僕は上の学者の貢献物について何一つ知識のない自称運動バカ系ミドルですが、やっぱりこういうのは凄いですね(もうこの感想自体が意味不明)!
思わぬ障害物
ネットで見た Tekniska Högskolan のインディゴカラーの、奇妙なトンネルに浮かぶ多面体を撮ろうと思った矢先、ミツバチの胴体みたいな模様の垂れ幕がある!!
工事中でした。
【誰でも美しく撮れる】Sony RX100M7(高級コンデジ最高峰)むしろ、天井や壁に飾られた立体アートが、この駅(KTH)との関係性(学業?)を象徴しているようでもありました。
本当にストックホルム地下鉄アートの表現力は、多岐にわたるようです。
*** ストックホルム地下鉄アートの全駅一覧をアップしました。皆さんのお好きなデザインはどちらですか?ご意見お待ちしております。
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