2019年は日本とスウェーデンにとって非常に重要な年だったと言えるかもしれません。

ワーキングホリデー協定が締結され、日本人がワーホリビザでスウェーデンで働くことが可能となり、全日空(ANA)が夏季限定で東京⇄ストックホルム直航便の運行(2020より)を決定し、飛行機1本でスウェーデン入りが可能となりました。

さらに、スウェーデン情報サイト It’s Lagom が、ついに現地観光情報分野へ参入したことなどがあります。

最後のだけは誰にとっても朗報ではありませんが(頑張ります)、スウェーデンと日本の距離が一気に縮まった年だったと言えるのではないでしょうか。

このワーホリ協定が署名された情報は巷に溢れかえっていますが、その後のビザ取得プロセスについてや、就業可能な職業についての情報、滞在するアパートなどについては何も更新がされていません。

ワーホリについての動きは、今年(2020年)が元年と言えるのは間違いありません。

先立ってこれらについて考えてみました。

 基本情報

  • ワーキングホリデー締結日:2019年8月26日
  • 申請可能年齢:18〜30歳
  • 滞在可能期間:1年
  • 滞在延長申請可能期間:未定
  • ワーキングホリデービザ申請手続きの開始:未定

と、2020年1月5日現在、申請可能年齢や滞在可能期間以外は決定されていない事項が多く、内容の詰めは現在行なわれている模様です。

スウェーデンのワーキングホリデーに関する情報は、スウェーデン大使館が発信する SNS でチェックするのが一番早く、こちらをフォローしていると最新情報が更新されます。

スウェーデン大使館 Twitter

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 オンラインビザ申請

まず、ビザ申請は間違いなくオンライン申請になります。

これは以前、大学院留学者が取得しないといけない Residence Permit 取得に際してお話ししたことですが、スウェーデンではこの居住許可の取得プロセスが、他国と比較してダントツで簡素化されていることが挙げられます。

LINK学生ビザの取り方 in スウェーデン

申請、証明書の PDF データアップ、支払い、申請状況の確認まで、全てオンラインですることが出来ます。僕はこれまで、アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツで同じくビザを取得してきましたが、ダントツで楽でした。

「ワーキングホリデービザの取得だけペーパーワークで」とは考えられず、近々上記サイト「Apply for a permi」の中に「Working holiday」として日本人が加えられる手筈になるはずです。

プロセスも学生ビザの取得同様、

  1. 日本で Residence Permit の申請&取得
  2. Residence Permit を携帯して入国
  3. 現地移民オフィスにてワーキングホリデービザの申請

という流れが予想されるでしょう。

 就業可能な職業

海外でワーホリをする場合、皆一度は給与の高いオフィスワーカーを夢見るものではないでしょうか?

しかし、現実はそんなに甘くありません。

言葉の壁や能力面で評価されず、仕事が決まらない日々が続き、最終的には日本食レストラン、現地留学エージェントの留学コンサルや受付、ビザ申請サポート職など、日本人が経営するお店や会社での就業に落ち着くというのがおおかたの流れかと思います(これまで海外で働く日本人を見てきた限りでは)。

では、スウェーデンではどうか?

僕は個人的にスウェーデンでもホワイトワーカー的な職にありつくのは難しいと思っています。これは以前「スウェーデンで働くのにスウェーデン語の習得が必須かどうか」、について分析した際お話ししたことがあるからです。

LINK【スウェーデンで就活】スウェーデン語を話せなくても現地で就職は可能か?

ではどんな職業に就労が可能か?

よりオフィスワークに近いところでいうと、スタートアップの IT エンジニアというのが一番現実的です。

それはストックホルムでは IT エンジニアの需要が今なお旺盛で、英語さえ話せれば就労可能な所も多く、実際に SUP46 所属時にはスウェーデンスタートアップで働く非スウェーデン人にたくさん出会いました。

しかも彼らの母国語は英語ではありませんでした。

テック系スタートアップで仕事をお探しの方はこちらのサイトを覗いてみるのが良いかもしれません。

LINKThe Hub -北欧スタートアップ特化型就職ポータルサイト-

これら以外で言えば、北米やイギリスなどでワーホリするのとさほど変わらないのが現状だと思います。

1つだけ違う点を挙げれば、「英語能力に対する厳しさ」は緩いのでは?というのがスウェーデンで働く友人たちを見ての感想です。

現地で働く非スウェーデン人の知人の中には、ベトナム人、中国人、韓国人、タイ人などの国籍の人が多かったです。失礼を覚悟で言うと、彼らの英語はお世辞でも流暢、正確とは言えず、アクセント、文法ともにレベルは低かったです。

しかし、皆性格がしっかりしており、真面目で責任感がある人達ばかりでした。恐らく、他人を思いやるスウェーデン。英語でのコミュニケーション能力は最低限意思疎通が可能なレベルにとどめ、それ以上に彼らの性格や仕事をこなす能力を評価したのではないか?と僕は感じました。



 本当の壁は仕事よりも住居探し?

スウェーデンワーホリで、誰の力も借りずに達成するのが最も難しいのは、実は仕事よりも住居探しではないでしょうか?

仕事に関して言えば、最悪という言い方はよろしくないかもしれませんが、ギグワークなどいくらでも食い扶持は見つけられると思います。

LINK【ワーホリ希望者必見】スウェーデンでウーバーイーツ系の配達員は稼げるのか!?

しかし、以前にもこの国の不動産業界の状況についてシェアしましたが、慢性的な住宅不足の問題は今なお継続中で、”コネを持っていてさえ” 賃貸出来るアパートを探すのはハードルが高い状況のようです(ストックホルムに住む友人談)。

詳しくは下のリンクの別記事をお読みいただきたいのですが、1人も知人のいない状況でストックホルムやその他の大都市で物件を見つけるのは、アパート建設バブルの日本に住む我々にはほぼ不可能と言える作業だと思います。

LINK【オークション?】スウェーデンの不動産市況と住宅購入

ワーホリの準備を済ませたはいいが、肝心の住処が見つからないということがないよう、プランB、プランCを用意しておくべきなことは言うまでもありません。