数ヶ月前に、Volvo Studios Stockholm へ訪れた模様をお伝えしました。さすが首都・本拠地だけあって、Studios の内部はスタイリッシュで優雅な空間となってました。

僕の車両の問題に対してのはぐらかし方も、まさに一級品でした。

実はその際、別の営業マンと話をするなかで、色々と新型 V60 について面白い話や意外な話を聞くことが出来ました。そんなイケメン営業マンが帰り際に一言、

「これからは V60 Cross Country(クロスカントリー)が来るね。」

虎のような眼光で遠くを見つめながらそう言ったのです。

雪国スウェーデン

そう、スウェーデンは雪国なのです。正直実際住んだ感想としては、思っていたよりも厳しい寒さではなかったことを挙げます。しかし、思っていたよりも大変だったのは、その雪の降る日の多さでした。

上の写真は真冬に撮ったものではなく、11月も初旬。これから寒くなっていくという時期に雪が降るため、積もった雪はなかなか溶けません。

除雪車の処理が追いつかない時期も多く、路面はめっちゃアイス化し、こけまくる人続出です。当然、スリップによる自動車事故なども多く見られます。

このように真冬でなくとも、一面に雪は降り積もり、運転に気を使う必要があります。余談ですが、この写真はストックホルムからウプサラに戻る車窓からの風景です。

雪が降る日はこういった心安らぐ光景が見られます。

もとい、そういったこの国ならではの気候が原因で、クロスカントリーがすでにバカ売れ状態なのだそうです。



V60 Cross Country

ストックホルムの街中を歩くと、あの営業マンが言った通り、実際に V60 クロスカントリーを非常によく見かけます。このシルバーのクロスカントリー、格好良くてじろじろ見てたら持ち主が現れ気まず過ぎました。

僕は Inscription T6/T8 あたりが V60 では一番熱いラインかなと思っていたのですが、アイスバーン(凍結路)の多いスウェーデンでは、実用性を加味し4WD がやはり人気な様子。

Photo: WebCG

近年、スウェーデンでも XC シリーズが売れ筋ラインのようですが、ワゴンを求める人もまだまだ多く、ステーションワゴンの根強い人気っぷりうかがえます。

そして、その外観はワゴン、走りは四駆の要望にぴったりな車がまさに V60 Cross Country なのです。

全体的には Volvo を象徴するステーションワゴンのシルエットを保ちながら、車高は通常より高く、各所エクステリアの装備も外観に重厚感を持たせ、一目で「ただものじゃない(ただの V60じゃない)」と判断できます。

格好良すぎです。欲しくなってきました。次回その Cross Country の試乗レビューを行ないたいと思います。

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