僕がスウェーデン・ウプサラ大学留学中、見ることが出来なかった有名建築物がいくつかあります。そのうちの1つで、ストックホルムでも最も有名な観光スポットだったのが、セルゲル広場にあるガラスの塔でした。
この建築物、ストックホルム中央駅から目と鼻の先で、アクセスは徒歩5分と超好立地な場所にあります。
にも関わらず見れなかった理由は、まさに「建て直し」の一言です。立て直しと言っても違法建築だったとかではなく、リノベーションの一環だったわけですが、とにかく時間がかかったようでした。
実際僕がスウェーデンへ渡る前からプロジェクトがスタートし、無事留学を終え帰国した後もしばらく工事は続いているようでした。
しかし、その生まれ変わった姿を見てわかるほどに、存在感を高めて塔は返って来たようです。
セルゲル広場
セルゲル広場はストックホルム中央駅からすぐの場所にある、人が行き交う大広場です。
東京でいう丸の内とでも言えましょうか。電車で通勤する人や、この界隈で働くオフィスワーカー達が行き交いする、ストックホルムダウンタウンエリアで最も賑やかな場所でもあります。
この場所はすぐ隣に映画館が入ったビルがあったり、地下鉄ストックホルム駅の入り口にもなっていることから、ラッシュ時には人でごった返し人が早歩きする姿も見られます。
「北欧人はゆっくりしている」がまるで「嘘なんじゃない?」と感じられる場所ですので、忙しいスウェーデン人を見たい人は、この場所から地下鉄駅に入っていくのがおすすめです。
ガラスの塔
そんなセルゲル広場の階段を登り、正面にそびえ立つのがこのガラスの塔です。
四方を巨大な噴水で囲まれ、まるでアトラクションのショーが行なわれるかのように、一定時間おきに噴水の水が吹き上がります。
ガラスの塔は暗くなると徐々に光り出しますが、この光り方がこれまで見たことのない照明の様子で、まるで氷細工の中から光がじんわりこぼれ出すような、もう自分でも何を言っているのか分かりません。
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この写真は夕暮れ時に撮影したものですが、同じ夕暮れ時でも少し時間が経ち、夕焼けの色が反映されると …
夕暮れ時の顔
このようにまた違った顔を見せてくれます。
このガラスの塔にはいつも写真を撮る人が集まりますが、少し遠めから写真におさめたり、塔と空だけを写し余計なビルは外すなど、人によって好みの構図は様々。
皆さんも是非、現地で一番しっくりくるガラスの塔の写真構図をお探し下さい。
ストックホルムには他にも北欧建築を象徴するような建物が多数存在します。
美術館や博物館だけでなく、北欧建築を見て回るのも、スウェーデン観光を楽しむ1つの大事な要素となるのではないでしょうか?
*** ストックホルムの観光に関する専用ページを設けました。***
リーズナブルに北欧文化を味わえる旅情報を、スウェーデン大学院留学経験者が徹底ガイド。