GUINNESS の醸造場所は正式名称 GUINNESS STOREHOUSE といい、ダブリンで最も人気のある観光施設です。街の至る所に標識があったため下調べなく着くことが出来ました。
実はこの時、僕のテンションはかつてない程落ちまくっていました。Linkedin でもらったペットボトルジュースのキャップをきちんと閉めなかったために、バックパックの中で全てこぼれ落ちてしまっていたのです。
長年愛用した Mac Book Pro のスクリーンは内部で水たまりができ、見るも無残な姿に …。「その前に修論どうしよう …。」
Linkedin での豪華ランチハイテンションから急転直下だったわけですが、気を取り直して GUINNESS STOREHOUSE へ向かっていると、あることに気づきます。
「馬糞踏んでるよ …。」
GUINNESS STOREHOUSE
パソコンを水浸しにし、修論のデータも壊れ、その気分転換に出かけた道中でまさかの馬糞を踏むドツボっぷりに、ダブリンまで来て何をやってるんだ!マヌケか俺は。俺の楽しかった Uppsala Career Tour を返せ!と自分自身に言いたいよと言ってみました。
ところでなぜ馬糞?と思った方もいると思います。GUINNESS STOREHOUSE 近辺では、馬車でお客さんを送迎したり、周囲を観光案内するサービスもあります。浅草でいう人力車ですね。
その馬がちょうど僕の通るルートに “うまい” 具合に糞を残していったのでした。ついてます。
GUINNESS の醸造所に着くと、まずは入り口で入場料を払います。こちらの入場料は
・大人18.5Euro
・子供16.0Euro(17歳以下)
で、ツアー、醸造仕立てのギネスビール、ダブリンを一望出来る天井界のパブで1パイントのギネスビールが含まれています。
少し高めの価格設定ですが、十分値打ちのあるツアーだと思います。入り口で支払いを済ませ、いざ GUINNESS ツアー開始です。
様々な体験型アトラクション
まず目に飛び込んできたのは巨大な GUINNESS STOREHOUSE のギフトショップ。ありとあらゆるものがこちらでは販売されています。
僕はギネスビールがそこまで好みではありませんが、記念にコースターを購入。
1番始めに GUINNESS のガイドさんが簡単に施設を証明して下さり、その後は各自自分のペースで進んでいきます。
当然ビール製造の工程通り見学は進んでいきますが、とにかく見るものが多い。全て説明を読んでいけば5〜6時間はかかる数だと思います。
出来立てホヤホヤを試飲
途中、GUINNESS 醸造仕立てを試飲出来るコーナーがあります。コーナーというより人数制限がかけられ、脱出不能な部屋でガイドさんがこだわりや出来立ての味わいの違いについて説明して下さります。
シンプルな炭酸のゆるい黒ビールという印象しか持っていませんでしたが、製造工程や味付けなど、奥深いことに気付かされます。
GUINNESS の入れ方を学ぶ
GUINNESS STOREHOUSE ツアー終盤、バーテンダーさんから直接ギネスビールの注ぎ方を1人ずつレクチャーしてもらえます。
パブで注文したことのある方は分かるかと思いますが、他のタイプのビールと違って、GUINNESS は出来るまでちょっと時間がかかりますよね?(ビールを注いでちょっと時間を置いたり)
実はあの1回泡を落ち着かせる工程が、味にまろやかさをもたらすのだそうです(ほんまかいな)。
他にも、グラスに対して最初に注ぐ割合や、注ぐスピードなど結構細かな指導が入ります。
皆理科の実験のごとく、グラスに注ぐ割合を細かく調整する姿がおもしろかったです。
まぁ、めっちゃ簡単なんですけどね。
ダブリンを一望できるパブ
GUINNESS STOREHOUSE バーテンダー講座(?)を終了すると、いよいよ最上階のパブへ。ここはダブリンでも “最もおすすめ” のパブと紹介されるくらい、ダブリンを一望できる素敵な場所です。
ただ、ダブリンの街並みが綺麗かと言われれば、正直そうでもないかと思います。遠くに山や海が見えるわけでもなく、イギリス独特のレンガ造りの建物が遠くまで続きます。
曇っていたこともあり、「無機質やな」と心の中でつぶやいてしまいました。
「夜景は綺麗なんじゃ?」と思った方、残念ですが STOREHOUSE は17時で営業終了となります。しかし、やはり高層階でアイリッシュパブの雰囲気を味わうのは格別です。
ダブリン旅行の際は是非訪れてみてはいかがでしょうか?