Uppsala Career Tour もついに2ヶ国目に突入です。ベルギー・ブリュッセル最終日、スリで鉄道チケット26人分を失う災難に見舞われた一行は、気を取り直して自由の国オランダへ。

ブリュッセルは区域により景色が全く異なり、なかなか本当に魅力的な街でした。大好きなフリッツともお別れで、「日本に帰ってもマヨネーズでポテト食うからな!」と涙をこらえます。

18時49分の電車に乗り、3時間かけてオランダ・アムステルダムに着きました。初日の宿泊は Amsterdam Sloterdijk Station というアムステルダム中央街から少し先の駅辺りになります。

こちらの駅に着いてまず感じたのが、「街が日本みたくクリーンだ」ということでした。


アムステルダムで最高位のユースホテル?

電車に揺られること3時間、夜10時前に Amsterdam Sloterdijk に到着しました。今夜の宿は Dutchies Hostel Amsterdam という様々なホテル予約サイトで最高評価を受けている、アムステルダム近郊ユースホテルの1つです。

最寄駅からは徒歩で15分くらいでしたが、夜で暗いこともあり少し迷いました。周りがオフィス街で同じような光景が続いていたことも原因だと思います。

Dutchies Hostel Amsterdam はこれまで僕が宿泊したことのある外国のユースホテルでは1番きれくて設備が充実していました。

部屋自体が広めで空間が中央に大きく取られているため、8人で利用しても圧迫感なく快適に過ごせました。またシャワーやトイレルームも別フロアに数多く用意されていたため、好きな時に待つことなく利用出来ました。

僕は男子メンバーと Ekonomerna の女性委員長キム(豪快な中国にバックグラウンドを持つスウェーデン人)と同室だったのですが、キムはもう部屋が快適過ぎて途中から上: Tシャツ、下:パンT でポテチをむさぼっていました。

またホテルの目の前にスーパーマーケットがありますので、朝食はそこで安価に購入することが出来ました。あらゆる面でおすすめのホテルです。ただ価格はユースホテルにしては少し高めの¥5,000/泊のようです。

Amsterdam Sloterdijk では閑静なナイトライフが楽しめる

ホテルに到着し荷物の整理を終えると23時を回っていました。しかし当然パリピーのスウェーデン人は眠りません。最寄のパブ街に繰り出します。

この辺りはホテルから少し行った先にバーも多く、はしご酒するのにもちょうど良い環境でした。洒落たバーを見つけ早速乾杯します。

こちらの機械、昭和生まれの人であれば記憶があるかもしれません。昔ボーリング場で¥100を入れると好きな曲を選択し、音楽とプロモがフロア全体に流すことが出来た例のあれのヨーロッパ版です。

最初にこのミュージックマシーン試したのがブリュッセルでスリにあったマルカスだったのですが、お金を入れても作動せず頭を抱えて「俺はもう何もすべきじゃないんだ〜」と叫んでいたのに全員で爆笑します。

その後も楽しい時間は続きましたが、僕を含めた数名は24時半頃バーを去ります。一番遅い組は夜中の2時まで飲んでいたそうです(翌日朝から NIKE 訪問だったということを付け加えておきます)。


NIKE Amsterdam

さて今回の Uppsala Career Tour の目玉企画の1つ NIKE 訪問の日です。NIKE には他企業よりも少し長めの滞在時間(4時間)があらかじめ設定されていました。

きっとすることが多いのだと気合を入れて朝シャンします。昨夜2時帰り組は「死んでるんか?」というくらい目覚めませんが、Career Tour メンバーに叩き起こされいざ出発。

朝になり周りが明るくなると余計に道路の綺麗さが引き立ち、オランダの住環境の良さがうかがえます。

NIKE へは電車を乗り継ぎ、このような湖畔を歩いて現地に向かいます。自然に囲まれためちゃくちゃ良い環境です。そうして着いた NIKE Amsterdam オフィスの内観にまず驚かされます。

ショッピングモールとスポーツジムが併設されているかのような内観で、フロント正面の競技場ではサッカーの試合なども行なわれています。

「彼らは大学生ですか?」と社員さんにうかがったところ、「あれは皆社員で他にもテニスコートやジム、ダンススタジオがいつでも使い放題なの」とスポーツグッズブランドならではの福利厚生を見せつけられます。

ワークショップ

NIKE ではまずアムステルダムオフィスの施設をぐるっと回り、どのような部署があるのかの説明がありました。その後1F のショップへ行きファシリテーターによるクイズゲームの時間です。

どれだけ NIKE について知識があるのかを試されるクイズでした。残念ながら adidas 派の僕は全問不正解で商品を逃します。

ちなみに優勝商品(?)はショップ内で使える当日限定ディスカウントチケットで、ゲームの後ショッピングの時間が30分設けられていました。さすがです。

こちらのアムステルダムオフィス NIKE ショップは一般の方も来店可能のようで、通常のショップ価格よりリーズナブルな価格設定が行なわれているようです。

クイズ大会が終わると Uppsala Career Tour のために用意された部屋へ移り、お昼ご飯が振舞われました。メニューはなんと tacos(タコス)です。

Ekonomerna 委員長のキムが飛び上がってガッツポーズをします。「具を乗せすぎてトルティーヤの生地が巻けね〜」と大はしゃぎです。

NIKE が用意してくれた豪華タコスの後は、真面目にワークショップがスタートです。NIKE というブランドイメージをグローバルでさらに向上するのに、どういった PR 手法を取るべきであるかをチームで2時間取り組みました。

「めっちゃガッツリやん」と感じながら、討論、パワポ作成、プレゼンと進んでいきました。最後の判定は NIKE 側のスタッフが4名で行ない、1チームが Winner として選出さました(僕のチームが優勝出来ました)。


NIKE インターンシッププログラム

こちらの NIKE Amsterdam で働くにはまず6ヶ月間お給料のもらえるインターンシップを経験する必要があります。毎年夏から数十名をヨーロッパ中から受け入れ、6ヶ月間の適性を判断した後正規に雇用契約を結ぶかどうかを判断する流れのようです。

当然、そのインターンシッププログラムにありつくまでにすでに凄まじい競争が待っており、学業修了後に CV やオンライン面接を通過した者のみがそのチャンスを与えられます。

しかし6ヶ月後に就職出来る保証はないので、求職者にとってはなかなかリスクの伴う選考プロセスだなという印象を持ちました。

なにはともあれ、2時間のワークショップ付きナイキ訪問は充実してとても楽しかったです。