スウェーデン大学院留学の出願プロセスでは、例年2月上旬が Requirement ドキュメントの提出期限となっているため、この時期になるとよくご質問をメールでいただきます。

出願プロセスの具体的な方法は、こちらのぺージでご確認いただきたいのですが、どの作業も大事とあってやはり骨が折れます。

LINKスウェーデン留学 from A to Z

しかし、本日お話しします 「Motivation Letter/ Personal Statement(志望動機書)の書き方」は、選考を左右する間違いなく最も重要な書類で、僕はその作成に計2ヶ月を要しました(毎日取り組んで)。

以前にもお話ししましたが、僕は勉学の面では極めて凡人(卒業大学、GPA、IELTS)だったため、この Motivation Letter に全てをかける必要がありました。

LINK【海外大学院留学経験者直伝】英語で職務経歴書(CV)の書き方

一方で、「自分の職務経歴はしっかりとアピールすれば必ずオファーをもらえる」と自信を持っていたため、何度も何度も校正をやり直し、結果的にそれほどの長時間を仕上げに費やしました。

この学力アベレージの凡人(僕)が、どのように志望動機書を仕上げ、スウェーデンのトップ校やイギリス、ドイツ、他の大学院からオファーをもらったかを備忘録として残しておきたいと思います。

前半をメンタリティ編、後半をテクニック編としてお読み下さい。



 留学エージェントの存在

一般的に、大学院留学を目指す方々が、1番初めに考えなければならないのは、

「どの国の大学院へアプライするのか?」

ということだと思います。そして、国が決まった後は、

「その国の大学・大学院に特化した留学エージェントがあるのかどうか?」

を調べ、あった場合は彼らの力を借りて出願するのかどうか考える必要があります。

多くの方はこの時、「無料サポート」をうたうエージェントと契約を結び、彼らを通して、出願、進学、手付金のキャッシュバックという流れをとります。

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 留学エージェントのサービスは期待出来ない

というのも、エージェントのサービスには英語文章の添削サポート、提出書類作成のサポートなど、様々な付帯サービスが用意され、出願プロセスに役立つと我々は期待するからです。

これらの付帯サービス、ガッツリサポートの場合は別で費用を取られますが、実際利用する方も多いようです。

しかし、例えば過去に進学した生徒の Motivation Letter の閲覧など、スタッフの手を煩わせないものに関しては無料サービス契約に含まれており、それらのデータへのアクセス権が与えられます。

そして、それがエージェント側では「無料でこういった参考になるデータを閲覧することが出来ますよ」と、契約にこぎつけられるセールスポイントにもなっているようです。

では僕がどうしてここまで知っているかと言いますと、僕自信スウェーデンの大学院に出願した際、一応滑り止めとしてイギリスの大学院へもアプライしたことがあったからです。

その際、先ほど言ったような無料留学エージェントと契約を結び、彼らを通して出願しました。

そして、無数にある過去のデータ(エージェントのサポートを利用した出願者の志望動機書)を閲覧する機会に恵まれましたが、厳しい言い方をするとどれも読むに値しないような出来栄えでした。



 Motivation Letter で欠けてはいけないもの

そのデータベースには過去数年分の膨大な Motivation Letter データが残されており、全てのケースが出願大学からオファーを勝ち取ったということでした。

しかし、その多くが職務経験のない学生の、「4年制大学 → 海外大学院 のダイレクト留学」を目指した志望動機書だったため、文章校正、内容、語彙選択、とあらゆる面でインパクトのない、何を伝えたいのかよく分からない残念な作文となっていました。

また、出願プログラムにも偏りがあり、半分以上がどこかの大学の International Marketing 専攻、オファーの出先もトップ校とは程遠いどこかの大学というレベルでした。

留学すること自体が目的となっていることが分かり、「その大学にどうしても進学したい」という熱意のようなものは皆無でした。厳しい言い方ですが、それほどレベルの低いものばかりでした。

しかし、僕にとってはこれらの Motivation Letter を読んだ経験が、その重要性を知る第一歩目となりました。なぜなら「情熱が感じられない=選考したくない」と、ある意味で選ぶ側を疑似体験出来たからです。

 Motivation Letter は就職活動面接と同じ

「溢れるような情熱を相手に伝える」

青臭く聞こえますが、Motivation Letter 作成で最も重要な要素だと僕は早い段階で感じました。

社会人歴が長くなり、現実でのビジネス経験値が増えてくると、大学院出願のような学問への回帰には、ついつい「情熱や熱意」という言葉を忘れがちになってしまうような気がしたからです。

それこそが Motivation Letter を作成する、ビジネスマンの落とし穴だと僕は思います。

感覚的には「就職活動の面接」と同じであり、自己分析、成功体験&失敗体験を正直に話す、話は決して盛らない、どうして自分を選考すべきか、どんな形で将来的に貢献出来るのかなどを、バランスよく盛り込む必要があるのだと考えました。

年齢関係なく、「なんかこいつエネルギーが溢れているな」と読み手に感じさせ、文章を持って相手を口説き落とす必要があるのです。

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